【2021年版】不動産のホームページ制作についてまとめてみました
不動産と聞くと実際に店舗に訪れて物件を見るのが昔は一般的でしたが、現在は違います。インターネット、近年ではスマートフォンの普及も相まって「いつでも」「どこにいても」情報が得られるようになってきました。不動産に関する情報も、まずはネットで物件を探して、いいものが見つかれば問合せたり実際に店舗を訪れたりと随分と様式が変わってきました。
このように、インターネットから検索して調べるお客様が多いので、不動産業界でもホームページはもはや必須と言っても過言ではありません。
そこで、今回はそんな不動産のホームページについて、どのように作成すれば良いのかをまとめてみました。
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このページの目次
1. 様々な不動産のホームページをご紹介
2. 不動産のホームページ制作費用・相場はどれくらい?
3. 不動産のホームページを自分で無料、格安で作るには
4. 不動産のホームページを制作する場合のコンテンツ例
5. ホームページ制作会社に依頼をする場合の注意点
6. まとめ

記事監修者の紹介
田丸 修太
株式会社エフ・コネクト マネージャー
飲食業界からWEB業界へ転身後、自社のWEB広告運用を担当。
現在はマーケティング領域からサイトのディレクション、お客様のヒアリング対応まで幅広く業務に携わっています。
1.様々な不動産のホームページをご紹介
不動団のホームページとはどんなものなのか、イメージが持ちやすいようにココでいくつかの実例を挙げてご紹介します。
1.SUUMO
全国展開している大手不動産のポータルサイトです。
物件の情報量が圧倒的に多いのですが、検索機能がすごく分かりやすく初めての方でも簡単に利用することができます。段階を追って検索を絞ってくれる他、エリアだけでなくて駅の沿線でも物件を調べることができ、土地勘のない方でも楽に情報を調べられるような工夫が凝らされています。不動産のホームページだと特に物件の情報を見つけるためのサイト内検索の使い勝手がお客様の評価にも直結してくるので、力を入れておくとお客様が利用しやすくなり満足度も上がります。
また、デザインはCM等でもよく見るマスコットキャラクターを用いることでポップな印象を感じられ、配色はイメージカラーのメインは緑で、見た人に安心感を与えるような心理的効果があります。
2.TOKYO VINTAGE MANSION
https://www.vintage-mansion.tokyo/
東京のヴィンテージマンションを専門に取り扱っているポータルサイトです。
ヴィンテージマンションのみを取り扱っているという珍しいサイトですが、このように特定の物件を取り扱っているサイトだと、それに興味を持っているお客様が集まりやすくなります。
物件情報を見てみると、写真の多さが際立ちます。各部屋の写真も様々な角度から撮っており、内装だけでなく外観や共用部などの写真も豊富で、視覚的情報を事前に多く得られます。
3.グローバルベイス株式会社
購入からリノベーションまで、もしくはリノベーション済みの物件を紹介する不動産のホームページです。
配色がうまくおしゃれなデザインに仕上がっています。ホームページが綺麗でおしゃれだと、取り扱っている物件も綺麗でおしゃれに見えてきます。デザインが良いと、お客さんがホームページを訪れたときの第一印象が良くなり、サイトの離脱率が減って集客力も上がってきます。自社のスタンスや取扱い物件に合わせたデザインづくりは非常に重要なので力を入れましょう。
また、ターゲットとなる人が「リノベーションも合わせて検討をしている人」もしくは「リノベーション済みの物件を探している人」と結構明確にされています。ターゲット層がはっきりしていることで、ホームページに万人受けではなくそのターゲットに刺さる内容が増えてくるので、興味を持っている人の検索に引っかかりやすくなります。こちらも集客における1つの方法でしょう。
4.ME不動産東葛
千葉県を中心とした地域密着型の不動産会社のホームページ。
ファーストビューで目につくのが、3,000件以上の物件情報が閲覧できるというフレーズです。不動産というのは、ホームページのトップページを見ただけではお客様の望んでいる物件があるかどうかというのはわかりません。しかし、これを見たときに3,000件も取り扱いがあれば希望の物件の1つはありそうだなと感じられませんか?こうして実際に数字のデータが分かると信頼感、納得感が強まるので、ホームページにとどまって物件を探してもらえる可能性が高まります。
他にも、「創業〇〇年」と記載されていれば、その年数分の経験と実績があるのだなというのが分かりますし、不動産売買の会社であれば「取引実績〇〇件」と記載があれば検討の余地も広がります。数字が中途半端だとあまり意味はないですが、強みとしている部分のデータを数字で出すことで、より説得力が強まります。
5.京都トンガリエステート
京都の不動産サイトなのですが、一風変わったところがあるのでご紹介します。
まず、物件情報の見出し文が「何だこれ?」といった感じで、何が書かれているのかすごく気になります。そこからクリックして物件情報を見てみると、詩的な文章で物件の紹介がされていて非常に面白いページに仕上がっています。
ホームページを見てもらうことがまずは第一ですが、そこからお客様が離れないようにするために興味を惹くのも重要です。こちらのホームページのように、他の不動産のものとは違ったことをすることで、インパクトを与えるのも手段の1つとなります。
2.不動産のホームページ制作費用・相場はどれくらい?
不動産がホームページを制作する場合の費用・相場を調べてみました。
想定ホームページ要件
- パソコン、スマートフォンでの閲覧に対応。
- タブレットでの閲覧はパソコン用サイトを流用。
- デザインはオリジナルで作成。
- スマートフォンサイトのデザインはパソコン用サイトのデザインを踏襲。
- ページはトップページを含め、10ページで想定。
- 文章は自分で作って制作会社に提供。
- サイト内検索機能を設置。
- ページ更新・追加をスムーズにするために何らかのCMSを設置。
- 予約フォームはメールフォームから予約希望日を送っていただく簡易的なフォームで想定。
項目 | 費用 |
---|---|
トップページのデザイン費用 | 50,000円~150,000円 |
スマホのトップページのデザイン費用 | 30,000円~100,000円 |
中ページのデザイン費用 | 20,000円~100,000円 |
トップページコーディング費用 | 20,000円~50,000円 |
中ページコーディング費用(9ページ) | 90,000円~180,000円 |
お問い合わせフォーム | 20,000円~50,000円 |
検索機能 | 100,000円~400,000円 |
CMS設置 | 50,000円~300,000円 |
合計 | 380,000円~1,330,000円 |
デザインはテンプレートを元に少し調整する程度か、オリジナルで作成するかによって大きく異なります。PCサイトのデザインをデザイン性の高いものにした場合、スマートフォンサイト用のデザインも大幅な調整が必要になることが多いです。また、デザイン性を上げるとコーディングが難しくなることもあるため、コーディング費用も大きく変わってきます。
検索機能に関しては、取り扱う物件の量にもよるので一概には言えないですが、システムが絡んでくる分費用もかかってきます。
詳しいホームページの相場感や費用に関してはこちらをご覧ください。
ホームページリニューアル制作の費用や料金相場などをまとめて解説
3.不動産のホームページを自分で無料、格安で作るには
先程ホームページ制作の相場感をご紹介しましたが、ホームページを作りたいけど費用はなるべく抑えたい、という方もいらっしゃると思います。その場合には、ご自身でホームページを作るという選択肢もございます。
ここでは、ホームページを自分で無料もしくは格安で作れるツールをご紹介します。
1.Jimdo
imdoとは、専門的な知識が無くても簡単・気軽に、また低コストにてホームページを作り、更新していくことが可能なオンラインホームページ作成サービスです。用意されているデザインテンプレートからお好みのものを選んで、ご自身で簡易ホームページを作ることができます。
Jimdoで作ったホームページの例
2.Wix
Wixも、Jimdoと同じようなホームページ無料作成サービスです。同じようにテンプレートが用意されており、そちらに当て込んで作成する形になります。
Wixのテンプレート名例
3.無料によるデメリットとは?
これらは全て無料で作成できますが、「無料で作れるのは何か裏があるんじゃないか」と思いますよね。無料で作れる分、ホームページの制作会社に任せるよりもデメリットが発生するのです。そのデメリットとは何なのかまとめてみました。
1.独自のドメインが持てない
これらの無料サービスはドメインが決まっており、Jimdoであれば「〇〇jimdo.com」、Wixであれば「〇〇wixsite.com/〇〇」でアドレスが固定されます。
では、これが何故デメリットになるかと言うと、その会社であるということが認識されにくいということが挙げられます。これらのサービスを利用して作られたホームページは全て同じアドレスが入ったホームページとなってしまいます。自分の会社だというのがドメインを通して認識されないと会社のイメージが下がりかねません。JimdoもWixも有料プランがあり、そちらであれば独自ドメインを取得できるので有料プランを検討するのも良いかもしれません。
2.サポート面が限定される
無料ということで、やはりサポート面は不足しがちで、自分で対応しなければならないケースが圧倒的に多いです。電話やメールで問合せても時間がかかる場合もあります。ネット関連の知識がないと厳しい場面も出てくるでしょう。
3.デザインの自由度が低い
デザインはテンプレートに当て込んで作成となるので、決まったものしか利用はできません。ご自身でイメージしているホームページのデザインに必ずしも近づけられるというものではないので、ご利用の際は注意しましょう。
4.設置できるオプション機能が制限される
当然ではありますが、オプションで設置できるものもかなり制限されてしまいます。有料版であれば入れられる機能も多少は増えますが、不動産のホームページでよく用いられるサイト内検索等の利用できない機能もあるので、やはりサイト構築の自由度はさがってしまいます。
ほかにも無料で制作できるサービスもあるのでこちらもご覧ください。
ホームページの無料作成は本当にいいのか?厳選27サービス紹介!
4.不動産のホームページを制作する場合のコンテンツ例
実際の不動産のホームページを制作する際に入れておきたいコンテンツの主な例を下記にまとめてみました。
1.会社案内
基本となるページです。見る人がどんな会社なのか分かるように基本的な会社概要、お客様に来店してもらえるようにアクセス情報等は最低限入れておきましょう。また、不動産だと地域密着型で営業しているところが多いので、その地域に紐づけて紹介するのも1つの手です。
2.検索機能
探している条件の物件をすぐに見つけられるようにするためには、サイト内で物件情報の検索機能が非常に便利です。多くの物件を取り扱うにつれて、お客様の欲しい物件の情報が埋もれてしまうので、複数の条件をつけて絞れる検索機能があると非常に利用しやすくなります。
3.スタッフ紹介
実際にお客様に来店してもらった際に対応をするのは店舗スタッフなので、ホームページジ上でそのスタッフの情報が載っていると多少信頼感が増しますし、店舗を訪れる不安も薄めることができます。
4.物件写真
当然ではありますが、物件の写真は必ず載せましょう。間取り図だけだと部屋の配置や広さは分かりますが、その物件の色合いや雰囲気まではわかりません。ある程度そういったところが分かる写真があると検討もしやすくなります。角度の違いで物件の見え方も変わってくるので、多めに写真があるといいでしょう。
5.ホームページ制作会社に依頼をする場合の注意点
上記で無料または格安でのホームページの作り方をまとめましたが、自分で設定しなければならないことも多く、デザインがうまくいかなかったり、制作の時間が取れなかったり、オプション機能の導入が難しかったりと中々厳しい面が見受けられます。やはりホームページ制作に関しては、専門としている制作会社に依頼するほうがより良いホームページに仕上がります。
では、実際に制作会社に依頼する際の注意点はあるのでしょうか。そこで、ポイントをピックアップして依頼時の注意点についてお話します。
1.制作目的は明確に
「なぜホームページを作りたいのか」「どんなホームページにしたいか」という目的やイメージはしっかりと持っておきましょう。もちろん実際にホームページを制作するのは制作会社になりますが、どんなホームページを作りたいかが曖昧だと、制作会社側もイメージができず、そのまま進んでしまうとありきたりなホームページになってしまいます。ホームページの知識がないからといって全てを制作会社に任せるのではなく、自分の要望や思いはきちんと制作会社に伝えましょう。
2.不動産のホームページ制作の実績のある会社に依頼する
経験というのは非常に重要なもので、それはホームページ制作に関しても同じことが言えます。過去に不動産のホームページを制作したことのあるところの方がノウハウも多少あるので任せやすいですよね。複数実績のある会社の中で、自分の作りたいホームページのイメージに近いものがあるかどうか確認してみましょう。
また、制作会社の中には不動産のホームページ制作専門の会社もあるので、そちらに依頼するのも良いかもしれません。
3.複数の制作会社から話を聞く
お見積りを取る際には是非複数の制作会社から話を聞くことをおすすめします。何故なら、制作会社によって提案が大きく変わってくるからです。デザイン、内容、機能面とどれをとっても全く同じ提案をされることはまずありません。各制作会社に得意としている分野があり、それによって提案内容が変わってくるので、その中で自分のイメージに合った会社を、 できれば4社以上から話を聞くことをおすすめします。
というのも、「多くの制作会社から話聞くのは面倒だし大変だからいいや」という気持ちで2~3社に絞ってしまうと、料金や内容を比較してもなかなかいいところが見つからない、というケースが出てきます。また、料金や内容以外にも、その制作会社の担当者の人柄も重要になってきます。担当者と合う合わないによって、制作内容はもちろん、かかる時間なども変化してきます。比較すべきところが多ければ多いほど時間をかけてでもより多くの制作会社と話すのが良いでしょう。そうすることで、自分の希望に沿ったホームページに近づくでしょう。
6.まとめ
今回は「不動産」のホームページ制作について、実例や入れ込みたいコンテンツ、制作会社の選び方についてご紹介しました。こちらが少しでも参考になれば幸いです。
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