ホームページ制作会社とのトラブルが起きたらどうする?事例と対策を紹介
ホームページ制作会社に作成依頼をしたらトラブルが発生した事例は、近年増加傾向にあります。悪質業者に当たってしまったためにコストが余分にかかったり、時間や労力が無駄になったり、最悪の場合ホームページそのものが使えなくなったりするケースも多く見られます。
もしもこのようなトラブルに遭ったらどうすれば良いのでしょうか?ここではトラブルの事例や対策方法などについて、詳しく解説していきます。
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このページの目次
記事監修者の紹介
田丸 修太
株式会社エフ・コネクト マネージャー
飲食業界からWEB業界へ転身後、自社のWEB広告運用を担当。
現在はマーケティング領域からサイトのディレクション、お客様のヒアリング対応まで幅広く業務に携わっています。
1.タイミング別ホームページ制作会社とのトラブル事例
ホームページ制作会社とトラブルに発展するときには、決まった「タイミング」があります。そしてトラブルの内容も、ある程度決まったパターンが多いのです。
こうしたタイミングやトラブル内容を把握しておくことで、事前にトラブルを防ぐことができたり、対応策を速やかに検討することが可能となります。
以下、タイミング別に多いトラブルの例を、具体的にご紹介していきます。
1-1. 制作中のトラブル
ホームページ制作会社とのトラブルで多いタイミングが、ホームページを制作してもらっている段階です。
その内容は主に、「連絡が取れなくなる」「修正費用が多大にかかる」の2パターンに別れます。
以下で詳しく解説します。
1-1-1. 契約した制作会社と連絡が取れなくなってしまう
「ホームページ制作依頼を出したけれど、いつまで経っても連絡がこない」
「こちらから何度もメールや電話をしても、担当者が全く対応してくれない」
こうした制作会社との音信不通トラブルは、実はとても多いのが現状です。
中には、契約を済ませて費用も支払ったあとなのにホームページを制作・納品もせず、そのまま行方がわからなくなってトンズラされてしまった…なんて最悪なケースも存在します。
1-1-2. 修正依頼をしたら費用がかかってしまった
ホームページの修正ごとに、想像以上のコストが請求されてしまったケースもよく見かけます。
悪質な制作会社だと、文章の一部を修正するだけでも、数万円という巨額な費用を請求してくるケースもあります。
こうした費用面でのトラブルは、契約時に制作会社と細かく打ち合わせしなかったのが原因で発生します。
「修正の回数はどのくらいまで可能なのか」
「修正範囲はどこまで対応してくれるのか」
「そのときの費用はどのくらいなのか」
こうした部分まできっちりと確認しておかないと、「こんなに費用がかかるなんて!」と後悔することになります。
1-2. 納品時のトラブル
ホームページ制作会社とのトラブルは、納品時にも多く発生しています。
そのほとんどが、「思っていたデザインと違う」「期日になっても納品されない」といったケースです。
以下で詳しく解説していきます。
1-2-1. 制作納期になっても納品がされない
予定期日になってもホームページの納品がされないケースはよくあります。
やむを得ない事情があるのなら、仕方ないことでしょう。しかし悪質な制作会社だと、何の連絡もなしに遅れ、しつこく問いただしたら「何もやっていませんでした」という最悪なケースも存在するのも事実です。
もしも期日になっても連絡もなく遅延している場合、まずは理由を確認することが重要です。
遅延理由が明確でなく不誠実であると感じたら、最悪の場合は契約解除を視野にいれると良いでしょう。
また契約書の締結時に、遅延した際の要項をしっかりと盛り込んでおくと安心です。
1-2-2. 思っていたデザインと違う
「こちらが希望していたデザインと、全然違うデザインになってしまった!」
こうしたトラブルは、低コストで依頼したときに起きやすいです。
まずは一般的な相場を把握しておくことが大切となります。もしも相場よりも異常に低い場合は、注意が必要です。
また、制作会社にデザインのすべてを「丸投げ」状態にしないのもポイントです。
依頼する前には、「どういったデザインにしたいのか」「どのようなホームページにしたいのか」を明確化させると良いでしょう。
相場や費用に関してはホームページ作成の費用、金額、料金、相場をご紹介でまとめているので参考にしてください。
1-3. リニューアル時のトラブル
ホームページが納品されたらそれで無事終わり、というわけではありません。
状況や変化に応じて、ホームページは都度リニューアルする必要があります。こうしたリニューアル時に、制作会社とトラブルに発展するケースもあるのです。
1-3-1. 制作物の権利が自分にない
「契約解除しようとしたら、『著作権は制作会社にあります』と言われ、解約できずにいる」
「リニューアルしたくて他社に依頼したいのに、『著作権は当方にあるので情報はお渡しできません』と言われてしまった」
著作権を理由にして契約解除を拒み、リニューアルの妨げとなってしまうトラブルもあります。
発注側が依頼した制作物は、納品したと同時に発注者になるのが通常です。
しかし悪質な制作会社に依頼した場合、このように「著作権は制作者にあります」と頑なに主張して契約解除を拒み、契約料金を継続させようとします。
著作権問題は、とくに「リース契約」の場合に起こりやすいです。
リース契約とは本来、有形のもの(パソコン・複合機・スキャナー等)を賃貸する契約を指します。
一方、ホームページは形のないもの(サービス)であり、「リースする」という概念は一般的にはありません。
しかし悪徳業者は、「パソコン周辺機器を貸し出すので一緒にホームページも作ってレンタルしますよ」と勧誘し、無理やりリース契約に繋げようとします。
ホームページのリース契約は、基本的に避けるようにしましょう。
また、納品後の著作権がどうなっているのか、契約前にしっかりと確認することが大切です。
1-3-2. 保守契約に期間が決まっていて解約できない
「保守契約期間」を予め設けることによって、別の会社へ乗り移るのを阻止しようとする制作会社も存在します。
保守契約自体はサイトを制作会社が管理するための契約ですが、会社によってや契約期間や自動更新などで少しでも長く継続させることによって、契約料を多く取ろうと考えているのです。
一方で契約解除できたとしても、「この期間で解約すると違約金がかかります」と言われて多額の契約解除料を請求されるケースも存在します。
「保守契約期間」という言葉が出てきたら、要注意です。その中身はどうなっているのか、細かくチェックしておくと良いでしょう。
1-3-3. 制作会社が廃業してしまった
依頼していた制作会社が廃業してしまったがために、ホームページが見られなくなってしまったトラブルです。これはドメイン・サーバーを制作者側にすべて委託していた場合に発生しやすいです。
たとえホームページが閲覧できる状態だとしても、制作会社側がすべての制作情報を所有している場合、廃業と同時にそれらも喪失してしまうこともあります。
すると、新しい制作会社に依頼しようとしても、また1から作り直さなければなりません。余計に費用がかかりますし、時間や労力もかかってしまいます。
2.トラブルになった際の相談先
ホームページ制作会社とトラブルに発展したとき、当事者同士で決着をつけるのは難しいです。
そんなときは、頼れる機関・専門家に相談することで、スムーズに解決できる場合もあります。
以下、トラブルになった際の相談先をご紹介します。
2-1. 弁護士
契約・金額に関するトラブルの専門家といえば、弁護士です。
専門家が仲介に入ることで話し合いの泥沼化を防ぐことができますし、いざ裁判となってもスムーズに依頼することができて安心です。
依頼したい弁護士が見つからない場合、日本弁護士連合会が設置・運営している「ひまわりほっとダイヤル」の利用をおすすめします。
ひまわりほっとダイヤルは、全国にある中小企業が弁護士に気軽に依頼しやすいように立ち上げられた組織です。上手に活用すれば、自分にピッタリな弁護士を見つけることができます。
「一部無料の相談会」も開催していますので、費用面がどうしても気になる人は、こうした相談会を積極的に利用していくと良いでしょう。
2-2. 消費者センター
日本全国に設置されている「消費者センター」に相談してみることもおすすめです。
消費者センターとは、商品・サービスに関する苦情や問い合わせに対して、専門員が中立的な立場でアドバイスしてくれる機関です。もちろん、ホームページ制作に関することでも対応してもらえます。
ホットライン「188」に電話するだけでOKです。土日祝日で消費生活センターに繋がらないときは、「平日バックアップ相談」制度によって国民生活センターに自動で繋がりますので安心です。現在どのようなトラブル状況なのかを事前に整理してから連絡するとスムーズに進みます。
電話口では説明しにくい、または専門員と実際に会って相談したい場合は、各都道府県・市区町村にある消費生活センターへ足を運ぶのも良いでしょう。
2-3. ホームページ制作会社
信頼できるホームページ制作会社が他にあるのなら、そこに相談してみるのも1つの手です。
トラブルに対して上手く対処してくれたり、解決策を提示してくれたりする可能性もあります。
しかし、制作依頼しているホームページに関する詳しいデータ・情報がないと難しいでしょう。
このためにも、ホームページの情報・データは、たとえ制作途中だとしてもしっかりと共有しておくようにしましょう。この点については、のちほど詳しく解説します。
3.トラブルが起こらないための対策
何事も、トラブルなくスムーズに進むのがベストですよね。そのためにも、事前にトラブルを回避するための対策や意識が重要となります。
以下、ホームページ制作会社に依頼するときに意識しておきたいポイントをまとめましたので、参考にしてください。
3-1. 契約時にトラブルを想定してチェックを厳重に行う
トラブルを極力回避するためには、契約前の確認が非常に重要です。
上記で紹介したトラブル例を参考にしつつ、とくに契約前後は最新の注意を払って「トラブル要素」がないかをチェックしましょう。
たとえば、契約前のやり取りで担当者からのレスポンスが悪くないかどうかチェックしてみましょう。返信が異常に遅かったり、要領を得ない返事が多かったりした場合、それが元でトラブルに発展する可能性が非常に高いです。
そして契約書の内容は、隅々まで確認してください。
依頼する側が不利になるような記述を見つけたらすぐに指摘して、訂正してもらいましょう。なかなか相手が応じない場合は、潔く制作会社を変更しましょう!
どのようなことをチェックするかわからない方は「ホームページ制作をスムーズに進めるための 132個のチェックリスト」を参考にしてください。
3-2. 制作会社に任せきりにせず自分でホームページについて学ぶ
「ホームページに関しては何も分からない。相手は専門家なんだし、任せていればいいや」
このように、相手に全てを丸投げするのはとても危険です。
何もわかっていない素人であると悪質業者に判断され、足元を見られてしまいます。
最低限、ホームページ制作に関する基本的な流れ・作業内容・予算などを把握しておきましょう。
また、全てを丸投げするのではなく、ある程度の作業内容をしっかりと理解しておくことも重要です。少しでも疑問点や不安点があれば制作会社に問い合わせをして、解決しておきましょう。
3-3. 評判のいい制作会社にお願いする
制作会社に依頼をする前に、「その会社が信用できるかどうか」を見極めることは大切です。
少しでも怪しいと思ったら、依頼するのを再検討したほうが良いでしょう。
気になる制作会社を見つけたら、まずは口コミ・評判をチェックしてみてください。
悪い口コミや評判が目立つところは、のちにトラブルに合う可能性が非常に高いので、避けましょう。
そしてなによりも、担当者の様子をチェックすることが肝心です。
・説明がわかりやすいか
・こちらの希望を汲んでくれているか
・「なぜこの費用なのか?」を細かく伝えてくれるか
上記のようなポイントを意識しながら、相手が本当に信用できるかどうかを判断すると良いです。
3-4. ホームページの情報やデータは共有してもらう
ホームページの情報・データは、その都度提供してもらうようにしましょう。もしも制作途中でトラブルが発生しても、他の制作会社へとスムーズに切り替えることが可能となります。
契約を結ぶ前に、少しずつデータを共有してもらうように依頼しておくと安心です。ほとんどの制作会社で承諾してもらえるはずです。
できれば、複数のファイル形式で受け取っておくと良いでしょう。作成段階ごとにフォルダを作って保存しておくことをおすすめします。
もしも制作会社側が「データ共有はできません」と断ってきたら、その制作会社に依頼するのは辞めておきましょう。ホームページの情報やデータを独占し、簡単に契約解除ができないよう企んでいる可能性が高いです。
4.まとめ
以上、ホームページ制作に関するトラブルの事例や対策についてご紹介しました。
現代では、会社の「名刺代わり」としてホームページを所有することは当たり前になっています。しかしホームページを作成するのは専門知識も必要となって難しいものですから、専門家に依頼する人も増えてきました。それに伴い、上記で紹介したようなトラブルも増加してきたのも事実です。
トラブルを防ぐのに重要なポイントをおさらいすると、「細かいことまでしっかり確認すること」「制作会社を見極めること」です。
相手が本当に信用できるのか?契約書に不利な記述はないか?その費用や手順は妥当なのか?
少々面倒かもしれませんが、これらの行為を怠ってしまえば、トラブルの元になります。
事前にトラブル回避してスムーズに気持ちよく依頼するためにも、これらのポイントを抑えておきましょう!
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