【最新】勝手にホームページリニューアル分析〜STAY JAPAN編〜
合法民泊予約ホームページ「STAY JAPAN」が、2019年9月にリニューアルされました。
今回は、STAY JAPANがどのようなリニューアルを行い、どのような効果が期待できるのか、リニューアルの概要から改善ポイントについて解説します。
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記事監修者の紹介
真中 淳一
墓石、屋根、外構、防水工事の一括見積メディア運営を6年間経験致しましたので、お客様対応からポータルサイト一からの立ち上げの経験は豊富にあります。また、その他にもオリジナルCMS開発、予約システム、プラットフォームのディレクターも5年経験を積んでいるので、幅広いシステム開発の要件の知識やノウハウもあります。これからホームページを作成されるお客様のお力になれれば幸いです。
1.リニューアルされたホームページ・運営企業について
まずは、リニューアルされたホームページがどのようなホームページなのか、そしてホームページ運営をしている企業について詳しく紹介していきます。
1. 運営企業「株式会社百戦錬磨」とは?
株式会社百戦錬磨は、2012年に設立された民泊に関するサービスを提供する企業です。次の3つの事業を展開しています。
・民泊プラットフォーム事業
・民泊運営事業
・地域振興事業
STAY JAPANの運営を始め、農泊ポータルサイトの「nohaku.net」の運営も行っています。2020年夏には、お城に宿泊する「城泊(キャッスルステイ)」のオープンを控えており、これからの成長が期待されますね。「テクノロジーと地域連携ネットワークの活用」を経営理念とし、日夜全力でチャレンジを繰り返している企業です。
2. 合法民泊予約ホームページ「STAY JAPAN」とは?
STAY JAPANは、合法の民泊予約ホームページです。一般の民家が宿泊場所を提供する民泊ですが、旅館業法に基づく許可や特定民泊に基づく認定が必要となります。STAY JAPANでは、どちらの基準も満たした民泊のみを紹介しています。
訪日外国人の増加に伴い、地方の体験民泊や農泊を多く掲載してきましたが、今回のリニューアルで「地方のユニークな体験型宿泊施設」に特化した民泊予約ホームページへと生まれ変わりました。
2.「STAY JAPAN」のリニューアルポイント
STAY JAPANは9月4日にホームページがリニューアルされました。リニューアルによってコンセプトが明確となり、今までよりもユーザーに寄り添ったホームページへと生まれ変わっています。
STAY JAPANのリニューアルポイントについて、解説していきます。
1.地方のユニークな体験型宿泊施設に特化
STAY JAPANのホームページでは、今までもさまざまな民泊を紹介していました。今回のリニューアルでは、「地方のユニークな体験型宿泊施設」に特化した予約サイトになっています。
コンセプトを明確化したことで、ターゲット層を把握しやすくなりました。その事によって、ユーザーが本当に求める情報を提供できるようになったと言えるでしょう。
農泊や、漁師民泊、寺泊、陶芸家泊、古民家泊など、日本ならではのユニークな体験型宿泊施設を掲載しています。
2.人気の検索キーワードが表示されるように
リニューアル後には、人気の検索キーワードから宿泊施設を検索できるようになりました。今までは、「地図から探す」「注目の宿セレクション」「特集」によって、宿泊施設をアピールしていました。人気の検索キーワードを掲載することにより、ユーザーが求める宿泊施設を探しやすくなっていますね。
人間には「社会的証明」という心理的な原理があります。バンドワゴン効果ともいわれますが、みんなが行っていることは正しいと思う心理です。人気の検索キーワードを表示することは、「みんなが気になっている検索キーワード」ということですので、よりユーザーの興味性を上げて、注目を集めることができると考えられます。
3. いくつかのコンテンツを削除
リニューアル後には、いくつかのコンテンツが削除されています。削除されたコンテンツは次の2つです。
・「STAY JAPANで、新しい旅を」というSTAY JAPANの紹介
・最近見た物件
2つのコンテンツは、実はスマホビューではもともと表示されていなかったコンテンツです。パソコンビューから削除されたものとなりますが、パソコンビューとスマホビューで表示コンテンツを揃えたということになりますね。
コンセプトを「地方のユニークな体験型民泊施設」に改めたため、不要となったコンテンツを削除した、ということも考えられます。しかし、コンテンツを削除することで、ユーザーに見てもらいたいコンテンツをより主張することができるようになります。情報量が減る分、残ったコンテンツにユーザーが集中する、ということです。
3.「STAY JAPAN」リニューアルの改善ポイント
STAY JAPANがリニューアルされたことにより、改善されたポイントは次の2つです。
「コンセプトに合わせてコンテンツを特化」
「コンテンツ整理でユーザービリティ向上」
それぞれの詳細について解説していきます。
1. コンセプトに合わせた特化型ホームページへ
ホームページ運営にあたり、コンセプトは非常に重要なものです。コンセプトはホームページ運営の企画や骨格に相当する考え方や概念であり、魅力的なコンセプトができれば素晴らしいホームページとなる可能性が高まります。
「民泊」だけでは具体的なターゲットを絞りづらく、コンバージョンにつながる濃いユーザーを的確に集めることが難しいと言えます。しかし、「地方のユニークな体験型宿泊施設」という民泊の中でもジャンルを特化させることで、日本ならではの宿泊施設を紹介し、外国人ターゲットを中心に獲得する、ということが可能になったと言えますね。
「広く浅く、多くの人に向けた」コンセプトのホームページ運営では、ユーザーの心に刺さらないものとなってしまう可能性があります。「狭く深く、あなたにむけた」コンセプトのホームページ運営こそ、ユーザーの心を掴むホームページとなるのではないでしょうか。
2. コンテンツの整理でユーザービリティを向上
コンセプトの変更に合わせて、コンテンツの削除や表示順序を変更して、ユーザービリティを向上しています。「人気の検索キーワード」、「注目の宿セレクション」をページの上部に移動させることで、コンセプトに沿ったコンテンツをユーザーにいち早く届けています。
地方のユニークな体験型宿泊施設として、民泊や船泊、寺泊、おばあちゃん泊、学校泊など、ユーザーの興味を引きつけるコンテンツをユーザーが最も目にする部分に表示しています。ユーザーへの宿泊施設のアピールとともに、ユーザーが知りたい情報を提供している、ということなのでユーザービリティの向上につながっています。
4.まとめ
以上、STAY JAPANのリニューアルについて解説しました。
リニューアルによってコンセプトを刷新したことで、よりユーザーに届けるコンテンツの質が濃くなり、ユーザーにとって非常に魅力的なホームページになったと言えるでしょう。コンセプトはホームページ運営において非常に重要なものです。あなたのホームページでも、情報を届けたいユーザーが魅力的に感じるコンセプトとなっているか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
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