インフルエンサーマーケティングで成功する秘訣!おすすめ企業も掲載【2023年版】
近年、インフルエンサーを用いて、自社のサービスや商品をPRするインフルエンサーマーケティングという言葉をよく耳にするかと思います。
実際、インターネットの文化の発展とともに、タレントなどを使わず、インフルエンサーを用いて広告を出している企業も多くなっています。
ただ、インフルエンサーマーケティングについてザックリとはわかっているけど、具体的には何をしているの?という疑問を持っている人も少なくないかと思います。
また、インフルエンサーマーケティングを実施したいけど、どうやってやればいいかイマイチわからないと悩んでいる方もいるかと思います。
そこで今回は、インフルエンサーマーケティングとはどういったものなのかということから、インフルエンサーを選定するやり方、インフルエンサーマーケティングのオススメの企業などを幅広く紹介していきます。
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記事監修者の紹介
真中 淳一
墓石、屋根、外構、防水工事の一括見積メディア運営を6年間経験致しましたので、お客様対応からポータルサイト一からの立ち上げの経験は豊富にあります。また、その他にもオリジナルCMS開発、予約システム、プラットフォームのディレクターも5年経験を積んでいるので、幅広いシステム開発の要件の知識やノウハウもあります。これからホームページを作成されるお客様のお力になれれば幸いです。
1.インフルエンサーマーケティングについて
ここでは、インフルエンサーマーケテティングとは何かという基礎的なことから、発展してきた背景、インフルエンサーマーケティングを行うことのメリット、おすすめの商材になどについて紹介していきます。
1-1.インフルエンサーマーケティングとは
そもそもインフルエンサーとは何なのでしょうか。
最近ではインフルエンサーをフォロワー数の多い人と定義されることが多々あります。
これは確かに間違いではありませんが、正確な定義では、インフルエンサーとは世間に対して大きな影響力がある人ということを意味します。
そのため、少し前の時代では、テレビといったメディアの影響力が強かったため、それらに出ているタレントなどをインフルエンサーと呼ぶことになります。
ただ、時代とともに、SNSなど個で発信をすることができるプラットフォームが発展し、多くの人がSNSを利用することになりました。
その結果、SNS上でフォロワー数の多い人が他のユーザーに対して影響力を持つようになったため、彼らのことをインフルエンサーと呼ぶようになりました。
では、そのインフルエンサーを用いた、インフルエンサーマーケティングとはどのようなマーケティングなのでしょうか。
インフルエンサーマーケティングとは、インスタグラムやユーチューブなどの各プラットフォーム上で影響力の高い「インフルエンサー」に企業の製品やサービスを紹介してもらい、ユーザーへの認知や消費行動に影響を与えるマーケティング手法のことを言います。
現在マーケティングの一つとして、多くの企業が実施ししているインフルエンサーマーケティングですが、どのような背景があって現在のように広まったのでしょうか。
次に、インフルエンサーマーケティングの歴史について解説していきます。
1-2.インフルエンサーマーケティングの歴史
元々インフルエンサーマーケティング発展した経緯として、人々のテレビ離れがあります。
2010年代前半から急速に広まったスマートフォンにより人々にとって当たり前だったテレビを見るという時間が次第に減っていき、その代わりSNSなどを見ている時間が増えていきました。
こうした背景から、企業はこれまで大きく広告費を使っていたテレビCMなどから一転、Web広告に注目し始めました。
更に、多くの人がSNSを利用するようになったことで、インフルエンサーのような各プラットフォーム上で影響力がある人に焦点を当てるようになり、その結果、Webマーケティングの中でもインフルエンサーマーケティングのような新しい広告手法が使われるようになりました。
インフルエンサーという言葉が流行り出したのは、2007年頃です。
元々は、インフルエンサーとはSNSで影響力のある人物ではなく、アルファブロガー、パワーブロガーなどといったブロガーのことを指していました。
当時は、現在のようなSNSがまだ発展していなく、個人の情報はブログを通じて発信されていて、方たちが影響力を持っていたからです。
その後、先にも述べたように、2010年代に入るとInstagramやYouTubeといったSNSが続々と台頭し、各プラットフォームでフォロワー数が多い影響力の高い人物が現れてきました。
その結果、インフルエンサーたちは商品などのPRを依頼する企業も増え、現在のようなインフルエンサーマーケティングが形成され始めました。
1-3.インフルエンサーマーケティングのメリット
インフルエンサーマーケティングは他のマーケティング手法と比べ具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
インフルエンサーマーケティングを行うメリットとしては複数あり、具体的には以下の5つが挙げられます。
・ユーザーと信頼関係の構築
・ブランドの知名度の上昇
・効果的にターゲットに対してリーチすることができる
・ターゲットに素晴らしい価値を提供することができる
・インフルエンサーと良好な関係の構築
これらについてこの章では詳しく解説していきます。
1-3-1. ユーザーとの信頼関係の構築
インフルエンサーのファンはインフルエンサーに対して信頼を置いております。
同時に、ファンはインフルエンサーだけでなく、彼らの紹介するものに対しても信頼を置く傾向があります。
例えば、インフルエンサーがメイク道具といった商品を紹介すると、ファンはすぐにその投稿に気づき、自身でもその商品について、時にはコメントをつけながら、シェアをすることもあります。
そのため、インフルエンサー次第ですが、インフルエンサーマーケティングを行うことで、ターゲットしたいユーザーに対し自分たちの商品をすぐに知ってもらえ、更に、彼らとの信頼関係を構築することまで可能となります。
1-3-2. ブランドの知名度の上昇
インフルエンサーマーケティングを通じて、自分たちの商品やサービスのリーチをネット上で拡大することができます。
SNSのユーザーはインフルエンサーの投稿を通じて、投稿を見た方はブランドや、ブランドストーリー、はたまた、どのような企業なのか、どのようなサービスを提供しているのかについてまで知ることもあります。
そのため、インフルエンサーマーケティングによって、PRしたい商品だけでなく、自社のブランド等についての知名度も上げることができます。
また、インフルエンサーマーケティング戦略を成功させる鍵として、価値あるコンテンツを提供するだけでなく、自身のアカウントもSNS上で存在感を出す必要があります。
つまり、自社のアカウントがソーシャルネットワーク上でフォロワー数が多いなど影響力があれば、その分、インフルエンサーマーケティングがうまくいきやすくなります。
ただし、インフルエンサーマーケティングを行うこと自体で自社アカウントのフォロワー数も伸びる傾向があるため、長期的にインフルエンサーマーケティングを行えば、効果はさらに期待できるようになります。
1-3-3. 効果的にターゲットに対してリーチすることができる
これは非常に大きなメリットとなります。
インフルエンサーはほぼ全てのジャンル存在しており、インフルエンサーによっては、企業がターゲットしたいようなユーザーに既にフォローされています。
そして、インフルエンサーの投稿を通じて、PRしたいものが、彼らのファンに見てもらうことが可能です。
そのため、企業はターゲッティングしたいユーザーを探したり、調査したりするのに余計なお金を使う必要がなく、インフルエンサーを用いることで効果的にターゲットにリーチすることが可能となります。
1-3-4. ターゲットに素晴らしい価値を提供することができる
これは、上記の「効果的にターゲットに対してリーチができると」似た性質となっています。
インフルエンサーによっては、既に自社のサービスをPRしたいと思う人々が持っているようなニーズに応えていることがあります。
これはどういうことかと言うと、例えば、 メイクについて解説しているインフルエンサーがいるとすれば、彼らのファンはメイクに興味関心があったり、どのようなメイクをすればいいか悩んでいたりする人が多いです。
そして、ファンがインフルエンサーの投稿を見る理由としては、メイクについて知りたいというニーズがあるためで、インフルエンサーはそのニーズに対して的確に応えていることになります。
なので、仮に企業がメイク製品をPRしてもらいたいと思った時、そのインフルエンサーにPRしてもらえれば、ファンはメイクについて知りたいと言うニーズがあることから、積極的にその商品について知ろうとします。
そのため、インフルエンサーマーケティングを利用するということは、伝えたいユーザーに対して伝えたい内容を的確に伝えることができる手段の一つになっています。
1-3-5. インフルエンサーと良好な関係の構築
インフルエンサーマーケティングを通じて、インフルエンサーとつながりを持つことができれば、よっぽどのことがない限り、彼らと良好な関係を築くことができます。
そして、その関係があることによって、他の製品やキャンペーンを実施する際に、再度タッグを組んで彼らとインフルエンサーマーケティングを行うことができる可能性があります。
そのため、インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーと一回だけの関係で終わるというだけでなく、何回も一緒にマーケティングができるような次の施策につなげることができるメリットがあります。
1-4.インフルエンサーマーケティングの効果のある商材
これまでインフルエンサーマーケティングについての概要やメリットについて紹介してきました。
では、実際インフルエンサーマーケティングを行うにあたって、どのような商材が向いているのでしょうか。
電通が発表したデータによると、 インフルエンサーマーケティングの効果のある商材については以下のようなものになっています。
・メイクアップ製品
・スキンケア製品
・スマホアプリ
・ボディーケア製品
・ヘアケア製品
逆に、インフルエンサーを用いず、企業アカウントを使うことで効果のある商材としては、以下のようになります。
・自動車
・生活家電
・デジタル家電
・情報デバイス
・ホテル・旅館
このようなデータから、インフルエンサーマーケティングで効果のある商品ついては、比較的安価なもので、すぐに手に入り、また、代替可能なものが多い傾向になっています。
ただし、商品の購入といった直接的なコンバージョンを狙うのではなく、自分たちの商品を知ってもらいたいといった認知が目的なら、自動車などの商材でもインフルエンサーマーケティングの効果は有効となります。
出典:電通報
2.プラットフォーム別インフルエンサーマーケティングの特徴
ここまでは、インフルエンサーについての基本的なことについて紹介していきました。
では、各プラットフォームでのインフルエンサーマーケティングはどのような特徴があるのでしょうか。
基本的にインフルエンサーマーケティングが使われているSNSは以下のようになっています。
・Twitter
・Instagram
・Facebook
・Instagram
・TikTok
では、それぞれのプラットフォームは、どのようなユーザーが使っているのか、インフルエンサーマーケティング行うにあたってはどのようなメリットがあるのかについて紹介していきます。
2-1. Twitter
最初に紹介するのは140文字以内の短い文を書き込んで、他のユーザーと交流をするTwitterです。
Twitterの公式アカウントによるとTwitterにおける国内の月間アクティブユーザーは2018年8月において4,500万超と言われています。
利用層としては、Twitterは若年層が利用しているというイメージもありますが、実際は30代以上の年齢の方も多く利用しています。
Twitterの主な特徴としては、 リアルタイムで起きたことをつぶやくことができるため、情報収集がしやすいということです。
また、リツイートという機能があることから拡散性がとても強いというところがあります。
では、 Twitterを使ったインフルエンサーマーケティングのメリットについてどのようなものがあるのでしょうか。
大きなものとしては、リツイートによるインフルエンサーマーケティングの効果の増大が期待されるということです。
Twitterの特性上、他のSNSに比べ投稿内容が良ければ、多くのユーザーがそのツイートをリツイートして、拡散されるという点があります。
また、インフルエンサーが投稿したものは、ファンによって普通のユーザーが投稿するよりも拡散されやすい傾向にあり、それほど費用をかけずとも拡散され大きな話題を作るということも可能です。
そのため、インフルエンサーの投稿次第によっては数万ものリツイートがされる可能性もあり、それほど費用をかけずとも、多くのインプレッションを獲得できることもあります。
つまり。最小限の費用で最大限の効果を発揮する可能性があり、費用対効果的が非常に高くなるというメリットがあります。
2-2. Instagram
画像をメインで投稿するプラットフォームのInstagram。
近年、インスタ映えという言葉が流行った通り、いかにして写真の見栄えを良くするかということがユーザーにとって重要なSNSとなっています。
Instagramの発表によると、Instagramにおける国内の月間アクティブユーザは2019年3月において3,300万人越とされています。
利用層としては、10・20代で半数以上を占めています。
また、Instagramは女性が使っているイメージが強いですが、ユーザーの男女比率はほぼ同じで、男女問わず幅広く利用されています。
Instagramの主な特徴としては、他のSNSと比べ、投稿に対し、ハッシュタグをつけるという文化があることです。
InstagramにおいてはTwitter のリツイートなどと違い、投稿をシェアするような公式の機能はなく、多くの人にリーチするような拡散力はそれほど高くありません。
ただし、この文化によって、誰かが拡散しなくても自分が投稿した写真をハッシュタグ経由で見てくれるという可能性があります。
そのため、Instagramにおいて、画像に関連したハッシュタグを用いて投稿することで、シェアされなくてある程度拡散力を高めることができます。
では、Instagramを使ったインフルエンサーマーケティングのメリットについてどのようなものがあるのでしょうか。
大きなものとして、Instagramのインフルエンサーが勧めるものは、抵抗なく受け入れることができるということです。
Instagramのインフルエンサーは、自分たちの生活の多くの側面を、写真を通じてファンと共有しているため、フォロワーとの信頼関係が非常に強いです。
これにより私たちは彼らを実際に会ったかのように感じ、好きなインフルエンサーが何かを推薦するとなれば、それは友人が紹介しているかのように耳を傾けます。
例えば、美しい写真や面白いキャプションを投稿している旅行ブロガーをフォローしていて、彼らが長距離フライトで最高の夜の睡眠をとれる飛行機の枕について投稿しました。
彼のファンはそのブランドを覚えて購入するという傾向があります。
そのため、Instagramにおける、インフルエンサーマーケティングのメリットとしては、企業の通常の広告と違い、広告感がなくユーザーに商品を紹介することができるというメリットがあります。
また、Instagramにおける、インフルエンサーキャンペーンでは、キャンペーンに関連した、ハッシュタグを用いて、キャンペーンの認知度を上げるという取り組みをしていることも多々あります。
2-3. Facebook
多くのユーザーが実名で登録し、知り合いなどといった実際に会ったことがある人と繋がることが多いプラットフォームのFacebook。
Facebookの公式データによると、Facebookにおける国内の月間アクティブユーザは2019年3月において、2,600万人越とされています。
利用層としては、他のプラットフォームと比べ10代が少なく、40代以上のユーザーの利用層が特に多いとされています、
Facebookの特徴としては、投稿は短文だけでなく長文も可能で、画像も投稿することが可能です。
また、Facebookにはシェア機能も付いており、友達の友達まで拡散することが可能となっています。そのため、一つの投稿で多くの情報を記載することができます。
では、Facebookを使ったインフルエンサーマーケティングのメリットについてどのようなものがあるのでしょうか。
そもそもですが、Facebookにおいて、インフルエンサーは生まれづらいと状況となっています。
Facebookは実名で登録するSNSのため、リアルな交友関係を持つ人としか繋がりがなく、閉鎖的な環境となっています。
また、友達登録可能数も最大が5,000人までとなっているため、こちらも要因でインフルエンサーが生まれづらくなっています。
ただし、知り合いをフォローしているということは、他のSNSに比べ、フォロワーとのエンゲージメントが非常に高いということも意味します。
そのため、Facebookにおいてインフルエンサーの母数はそこまで多くありませんが、そのプラットフォームの特性上、インフルエンサーを分析して選べば、効果の高いインフルエンサーマーケティングを実施することが可能です。
2-4. YouTube
動画共有プラットフォームと世界最大規模を誇るYouTube。
YouTubeの公式データによると、YouTubeにおける国内の月間アクティブユーザは2018年12月において6,200万人越となっております。
利用層に関しても、10代〜50代にかけて年齢を問わず、幅広く利用されています。
YouTubeの特徴としては、動画プラットフォームであるための自由度の高さです。
一つのコンテンツで伝えられる情報は、文字、画像、動画と順に大きくなっており、YouTubeを用いることで、画像等では伝えられなかったものを相手により細かく伝えることを可能にします。
そのため、他のプラットフォームに比べ、ユーザーに対する訴求力が高いものとなっています。
では、YouTubeを使ったインフルエンサーマーケティングのメリットについてどのようなものがあるのでしょうか。
YouTubeのインフルエンサー、いわゆるユーチューバーはチャンネル登録者を増やすまでに莫大な時間を使うなど非常に努力してきました。
そして、ファンは彼らが人気を獲得するまでの軌跡を見ていることもあり、彼らに親しみをもち、同時に信頼も置いています。
また、起用するユーチューバーはすでに数万から数百万のファンを抱えているため、多くの人に対して動画を通じて高い訴求力でリーチすることができます。
ユーチューバー自身が何かしらのコンテンツに特化していることが多く、その場合、登録者もそれに興味がある人が多いため、ユーチューバーの選定だけで、自社のPRしたい商品のターゲットを絞れるというメリットがあります。
更に、ユーチューバー自身が既に動画作成に関してノウハウを持っているので、効果的なマーケティングを行えるような動画の制作も可能となっております。
2-5. TikTok
短い動画を共有するプラットフォームTikTok。
TikTokを運営するByteDance株式会社によると、TikTokにおける国内の月間アクティブユーザは2019年2 月において、950万人超となっております。
利用者層としては、10代と20代といった若年層が大半を占めています。
TikTokの特徴としては、音楽に合わせ15秒程の動画を撮影・加工し、ハッシュタグなどを付けて共有することができるということです。
一つ一つの動画の時間が短いため、新しい動画をサクサクと見ることができます。
また、動画編集機能も充実しているため、個人でもクオリティの高い動画を作ることも可能となっています。
では、TikTokを使ったインフルエンサーマーケティングのメリットについてどのようなものがあるのでしょうか。
TikTokは、最近できたSNSということもあり、他のSNSに比べ、1990年代半ばから2000年代に生まれた「Z世代」と呼ばれる若者の利用率が高く、彼らに対してリーチすることがそれほど難しくないという利点があります。
そのため、10代や20代に対して、ファッションアクセサリーを売りたいと思ったとき、TikTokでインフルエンサーマーケティングを用いることは他のプラットフォームに比べ成功しやすい傾向にあります。
また、Z世代の人たちは、ブランドの広告の信ぴょう性と現実的なストーリーを重視します。
例えば、Instagramにおいては、写真などを洗練しすぎる傾向があり、その結果、商品のリアル感が失われ、Z世代の人たちはフェイク感を感じ、インフルエンサーマーケティングで効果が大きく出ない場合もあります。
一方、TikTokのインフルエンサーは、短い時間で商品を実際に使い、レビューする必要があるため、下手な加工などできず、自ずと商品の本物らしさを表現していることになっています。
そのため、その特性上TikTokというプラットフォーム自体が、Z世代に対してインフルエンサーマーケティングを行うのに親和性が非常に高いものとなっています。
3.インフルエンサーの種類
ここまで、各プラットフォームの特徴とそれぞれのインフルエンサーマーケティングのメリットについて解説してきました。
ただ、現代において、インフルエンサーと言っても、非常にたくさんの方がいらっしゃいます。
インフルエンサーとは影響力のある人物のことを指しますが、実際に何人のフォロワーがいるとインフルエンサーであるとは厳密には定義されていません。
ですが、インフルエンサーをフォロワー数によって区別することは可能です。
具体的には下記のように分けて紹介します。
・メガインフルエンサー
・マクロインフルエンサー
・マイクロインフルエンサー
・ナノインフルエンサー
3-1 メガインフルエンサー
まずは、非常に多くの人に知られているインフルエンサーの「メガインフルエンサー」について紹介します。
メガインフルエンサーはソーシャルメディアインフルエンサーの最高ランクのカテゴリーに属し、通常100万人以上のフォロワーがいます。
メガインフルエンサーの特徴としては以下の通りです。
メガインフルエンサーはマスメディアに出ているタレントよりも有名なことが多々あります。
多くの場合、趣味嗜好がバラバラなフォロワーを持っています。
しかし、ファンが多い分、通常のインフルエンサーに比べ、彼らとの距離感が遠い傾向にあります。
そして、多くのメガインフルエンサーは必ずしも、何かの専門のコンテンツを持っているというわけではないため、彼らの投稿一つで、非常に多種多様な人にリーチすることが可能です。
また、もともとマスメディアなど活躍していて知名度があった、メガインフルエンサーの方もいます。
では、メガインフルエンサーを用いてインフルエンサーマーケティング行うとどのような特徴があるのでしょうか。
メガインフルエンサーは、非常に多くのフォロワーを持っていることから、PRしたいもののリーチを著しく広げることができますが、その一方非常にコストがかかります。
メガインフルエンサーを用いる利点としては、最大限のリーチができることはもちろん、メガインフルエンサー自身がインフルエンサーマーケティングに慣れているためスムーズにマーケティングを実施することができます。
そして、メガインフルエンサーのファンが年齢や趣味嗜好が非常に多様であるため、いろいろな人に自社のPRしたい商材を認知してほしいというマーケティングキャンペーンを実施する際に適しています。
3-2. マクロインフルエンサー
マクロインフルエンサーはメガインフルエンサーの一つ下のカテゴリーに属するインフルエンサーとなります。
マクロインフルエンサーはフォロワー数が10万人から100万人の間と定義されています。
マクロインフルエンサーの特徴としては、メガインフルエンサーのような、もともと有名であったというようなケースは少なく、インターネットを通じて、有名になった人がほとんどだということになります。
マクロインフルエンサーを用いてインフルエンサーマーケティングを用いる際には、特定のタイプのユーザーをターゲットにしたいが、それでも多くの人にリーチしたい場合に有効な手法となります。
例えば、若い女性のようなターゲッティングを特定しているものの、幅広いユーザーにリーチしたい場合は、メガインフルエンサーを用いるよりもマクロインフルエンサーを用いる方が適しています。
3-3. マイクロインフルエンサー
マイクロインフルエンサーとはマクロインフルエンサーよりも更にフォロワーが少ない人たちのことを指します。
具体的には、1万人から10万の間の人たちを定義します。
マイクロインフルエンサーは特定のコンテンツで有名になったケースが多く、一般的に業界の専門家や特定のトピックのスペシャリストと見なされています。
マイクロインフルエンサーはマクロインフルエンサーやメガインフルエンサーよりもファンと強い関係を持っております。
また、彼らは有名人やメガインフルエンサーとは対照的に、多種多様なユーザーではなく、趣味嗜好などが似ている人たちからフォローされている傾向になります。
では、どのような場合にマイクロインフルエンサーを用いたインフルエンサーマーケティングが有効なのでしょうか。
マイクロインフルエンサーのフォロワーは比較的少なく、多くの場合、有名人ほどの影響力も持っていません。
そのため、企業がPRしたい商品とマイクロインフルエンサーのコンテンツに親和性があるかどうかで依頼を判断する必要があります。
例えば、イクロインフルエンサーが旅行に関連したコンテンツでかなりのフォロワーを獲得していたなら、それは旅行代理店や航空会社にとって理想的なインフルエンサーとなります。
また、マイクロインフルエンサーはマクロインフルエンサーに比べ、はるかに低コストで依頼することが可能です。
そのため、マイクロインフルエンサーは費用対効果を高めることができます。
ただし、Instagramにおいては、マイクロインフルエンサーでも高額の料金を請求されるケースがあるため、依頼する際には価格が相場にあっているかどうか判断する必要もあります。
3-4. ナノインフルエンサー
ナノインフルエンサーは比較的新しい種類のインフルエンサーです。
彼らは、マイクロインフルエンサーと比較してもフォロワー数が少なく、1万人未満の傾向があります。
ナノインフルエンサーは特定のコミュニティ内で影響力を持つ人物のことが多いです。
ナノインフルエンサーを利用する利点の一つに、フォロワーと最高レベルのエンゲージメントを持っているということ点があります。
ナノインフルエンサーの大多数のフォロワーは友人や家族といった、オフラインでも関係を持っている可能性が高い人が多いため、彼らの投稿はフォロワーから信頼できるものと見なされています。
しかし、高いレベルのエンゲージメントがある一方、ナノインフルエンサーのフォロワー数では大きなリーチを行うことが難しいです。
つまり、ナノインフルエンサーを用いたインフルエンサーマーケティングにおける弱点に、オーディエンスサイズの規模が小さいという点があります。
なので、大規模なソーシャルキャンペーンを実施する場合、非常に多くのナノインフルエンサーと繋がる必要があり、結局のところそこで非常にリソースを割くことになります。
4.インフルエンサーの探し方
インフルエンサーにも複数の種類があり、マーケティングしたい内容によってはどのカテゴリーに属したインフルエンサーなどを選ぶ必要があります。
しかし、インフルエンサーは実際どのようにして探せばいいのでしょうか。
インフルエンサーマーケティングをやりたいけど、実際見つけ方がわからず、実施できていない企業も少なくありません。
そこで、今回の章では、インフルエンサーの探し方について解説します。
具体的には下記のものを紹介します。
・直接依頼
・検索ツールの利用
・キャスティング会社の利用
4-1. 直接依頼
最初に直接依頼する方法について解説します。
やり方としては、基本的に自分たちでインフルエンサーを探し、商材にあったインフルエンサーを見つけたら、直接メッセージを送り依頼するとなります。
仲介業者がいないため、マージンなど取られず、安くて早く依頼することが可能です。
また、直接やりとりできることから、自分たちのPRしたい商品やサービスについて詳細に伝えることができ、インフルエンサーと齟齬なくマーケティングを実施できます。
ただし、自分たちのサービスと親和性が高いインフルエンサーを選定するという作業は非常に時間がかかりますし、必ずしもインフルエンサーが依頼を承諾してくれるというわけではありません。
また、仮にフォロワー数の多いインフルエンサーでもフォロワーを買っていたり、投稿に対してのコメントが少なかったりして、フォロワーとのエンゲージメント率が低い可能性もあります。
それらを考慮して、インフルエンサーを選定する必要があり、非常に多くのリソースを費やします。
実際、インフルエンサーを探す際に、下記のようなこと基準に選定する必要があります。
投稿:インフルエンサーの投稿は自社の業界に関連することに焦点を当てているかどうか。
フォロワーの人口統計:インフルエンサーのフォロワーは購入者のペルソナと一致しているかどうか
エンゲージメント率:インフルエンサーの投稿などに対して、どれくらいいいね!やシェアがされているかどうか
コンテンツ:自分たちが求めているようなコンテンツを作れるかどうか(例えば、製品のレビューをお願いしたいときに、前に似たような製品のレビューをしたことがあるかという経験など)
更に、依頼した後でも、投稿の効果分析、そこから投稿の改善など様々なことを行う必要があるため、直接依頼する場合は、ある程度インフルエンサーマーケティングのノウハウがないと成功しない可能性もあります。
直接依頼の相場としては、フォロワー単価1〜2円程度となっております。
4-2. 検索ツールの利用
インフルエンサー分析ツールとは、インフルエンサーの分析を行っており、これによりフォロワーのデモグラや興味関心といった情報を取得することができます。
そのため、直接依頼に比べ、インフルエンサーの選定の時間を削減することができます。
ただし、依頼や交渉は自分たちで行う必要があり、依頼した後でも、直接交渉と同様に効果分析などある程度のことをやる必要があるため、こちらも社内でリソースの確保は必要です。
また、定額の利用手数料もかかるため、インフルエンサーを継続的に利用しない限りは費用的な面から導入が困難でしょう。
そのため、ある程度インフルエンサーマーケティングのノウハウはあるが、インフルエンサーを選定するリソースがないという企業にこちらを使うのをオススメします。
検索ツールに関しては、使うものによって利用料金が違うため、各自ご確認ください。
4-3. キャスティング会社の利用
キャスティング会社とは、インフルエンサーの選定から、投稿内容の精査、効果分析、レポーティング等、インフルエンサーマーケティングで行うことを全て請け負ってくれる企業となります。
自社にインフルエンサーマーケティングのノウハウがない場合や人員などのリソースを割けない場合、こちらを使うことをオススメいたします。
ただし、キャスト会社を利用すると、インフルエンサーに直接依頼するよりも費用がかかります。
また、会社によっては分析データや、レポートなどに関して別途料金が必要なところもあるため、キャスティング会社を選ぶ際には、ある程度相見積もりなどを取り検討する必要があります。
キャスティング会社を利用した場合の相場に関しては、フォロワー単価3円ほどとなっております。
5.オススメのインフルエンサーマーケティング会社
インフルエンサーマーケティングの探し方について三つ紹介しました。
ただ、自社でインフルエンサーマーケティングを行いたいが、ノウハウやリソースがないため、インフルエンサーマーケティング会社を利用したいと思うようなマーケターの方も多々いらっしゃいます。
しかし、インフルエンサーマーケティング会社が多いため、実際どこの会社を使っていいのかわからないという悩みも同様によく耳にします。
そのため今回の章では、数あるインフルエンサーマーケティング企業の中でも特に、オススメのものを紹介いたします。
5-1. リデル株式会社
リデル株式会社はインフルエンサーマーケティングを主軸に様々な事業を展開している企業です。
リデル株式会社が提供するインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「SPIRIT」は20,000人のインフルエンサーが登録する国内最大のインフルエンサープラットフォームです。
SPIRITの特徴としては、案件に対して、公募形式をとっているということであり、低コストでインフルエンサーを集め活用することができるという点です。
また、公募募集の際に、インフルエンサーが意気込みを記入するため、貴社の商品を応援したい、
意欲あるインフルエンサーを集めることが可能です。
初回費、月額固定費も全て無料となっているため、お試しで使ってみたりするのもオススメ致します。
また、全国各地のインフルエンサー20,000人が登録しているため、自社のサービスと親和性の高いインフルエンサーを見つけやすいという利点もあります。
・こんな方にオススメ
インフルエサーマーケティングにある程度のノウハウがあるが、自社の商材に合ったインフルエンサーを見つけるのに苦労している企業
リデル株式会社概要
URL | https://lp.spirit-japan.com/ |
---|---|
電話番号 | 03-6432-9806 |
住所 | 東京都渋谷区神宮前3-35-8 ハニービル青山4F |
価格感 | ・プラットフォーム利用料20% |
メインSNS | |
取引実績 | ・株式会社TBSテレビ ・LINE株式会社 ・伊藤忠商事株式会社 ・イオン株式会社 ・RIZAP株式会社 |
5-2. 株式会社REECH
株式会社REECHはインフルエンサーマーケティング事業、広告代理業を展開している企業です。
株式会社REECHはREECH CASTINGという、AI・データ解析技術を活用したインフルエンサーマーケティングプラットフォームを提供しています。
REECH CASTINGでは、インフルエンサーのキャスティング、PR投稿・コンテンツの一元管理、インフルエンサーのインサイトデータ分析、PR投稿のレポーティングまで、インフルエンサーマーケティングにおける必要なツールが全て揃っており、面倒な作業をスピーディーかつ効率的にワンストップで行えます。
また、PRしたい商品や、起用したいインフルエンサー等の条件を入力するだけで、すぐに無料でインフルエンサーの募集を行うことができます。
そのため、他社と違い、応募後にイメージの違ったインフルエンサーだった場合は、キャンセルすることも可能となっております。
しかも追加料金なしで、REECHスタッフによる専任サポートを受けることも可能です。
・こんな方にオススメ
予算を抑えてインフルエンサーマーケティングを行いたい企業
株式会社REECHの概要
URL | https://reech.co.jp/ |
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電話番号 | 03-4500-7599 |
住所 | 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39F |
価格感 | ・フォロワー単価 1.5円 |
メインSNS | |
取引実績 | ・日本ロレアル株式会社 ・株式会社ニッセン ・BCL カンパニー |
5-3. ソーシャルワイヤー株式会社
ソーシャルワイヤー株式会社は、デジタルPR事業、シェアオフィス事業を展開する企業です。
ソーシャルワイヤー株式会社は、インフルエンサーモデルをFind Modelというブランドで展開しております。
その特徴として、Find Modelでは多数のインフルエンサーが登録しており、2,500人以上に対して直接依頼することが可能となっています。
公式サイトによると、2020年3月時点で、フォロワー1万人超のインフルエンサーは1,200人、フォロワー5万人超のインフルエンサーは400人となっており、のべ総リーチ数は7,900万フォロワー以上となっています。
Find Modelでは、専任のチームがPR商材にあわせて最適なインフルエンサーを選出しています。
過去の依頼実績やPR投稿のエンゲージメントなどを基準として、インフルエンサーを選定しているため、より高いPR効果が見込めます。
また、インフルエンサーマーケティングのオウンドメディア「Insta Lab」を運営していることから、インフルエンサーマーケティングについて、最新事例などを把握し、そのノウハウを使ったサポートを行ってくれます。
・こんな方にオススメ
インフルエンサーマーケティングにおける最新のノウハウを詰め込んだサポート受けたい方。
ソーシャルワイヤー株式会社の概要
URL | https://www.socialwire.net/ |
---|---|
電話番号 | 03-5363-4880 |
住所 | 東京都港区芝浦3-9-1 芝浦ルネサイトタワー6階 |
価格感 | ・お問い合わせください |
メインSNS | Instagram、YouTube、Twitter、TikTok |
取引実績 | ・日本航空株式会社 ・株式会社コーセー ・ソニー株式会社 ・アディダス ・クロックス |
5-4. UUUM(ウーム)株式会社
UUUM(ウーム)株式会社は、クリエイテーサポート事業、インフルエンサーマーケティング事業を展開する企業です。
UUUM株式会社は、ユーチューバーを軸に、ユーチューブでマーケティングサービスを提供しています。
HIKAKIN、はじめしゃちょー、佐々木あさひなど日本トップクラスのユーチューバーをはじめとして、商品レビュー、お笑い、ビューティー、ゲーム実況など多種多様な4,300名以上ものYouTuberが在籍しています。
そのため、自分たちの商材にあったユーチューバーを見つけることがそれほど困難ではありません。
また、プロモーション内容は、オンラインだけでなく、店舗訪問、イベント参加、キャンペーン連動などオフラインまで多様に広がっております。
・こんな方にオススメ
動画配信でマーケティングを実施したい方や、メガインフルエンサーを用いて、非常に多くの人に商品のPRをしたい方
UUUM(ウーム)株式会社の概要
URL | https://www.uuum.co.jp/ |
---|---|
電話番号 | 03-5414-7258 |
住所 | 東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウン・タワー 28階 |
価格感 | ・お問い合わせください |
メインSNS | YouTube |
取引実績 | ・AWA株式会社 ・株式会社ラウンドワン ・株式会社資生堂 ・株式会社ワールド |
5-5. 株式会社Follop
株式会社Follopはインフルエンサーマーケティング事業を展開する企業です。
株式会社Follopでは、Instagramに特化したマイクロインフルエンサープラットフォームのFollopを提供しています。
その特徴として、インフルエンサー数約10,000人、実績2,000件以上、最大リーチ5,000万リーチが可能だという点です。
また、株式会社Follopは、インフルエンサーに商品・クーポンを提供するだけで投稿・宣伝してもらえる代わりに、インフルエンサーは商品をもらえたり、クーポンで安く買えたりするFollop Subscriptionというサブスクも提供しています。
更に、株式会社Follopでは企画から運用、分析まで行ってくれる、インフルエンサーによるSNS運用代行も提供しています。
これらを主軸に、インフルエンサーマーケティングに関連する様々なことを行なっています。
・こんな方にオススメ
マイクロインフルエンサーを用いて、費用対効果にの高いインフルエンサーマーケティングを実施したい方
株式会社Follopの概要
URL | https://follop.jp/ |
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電話番号 | 03-4500-7599 |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂二丁目10番12号新大宗ビル3号館531 |
価格感 | ・Follop:フォロワー単価1.5 円(最低実施価格10万円) ・Follop Subscription:月額3万円から ・SNS運用代行:月10万円から |
メインSNS | |
取引実績 | ・Zホールディングス株式会社 ・日本経済新聞社 ・株式会社ニューズピックス ・MarkeZine |
6.まとめ
今回の記事でインフルエンサーマーケティングとは何かから、そのメリット、インフルエンサーの種類、選定方法と幅広く解説してきました。
多数のインフルエンサーが存在する現在において、何も知識がない状態で自分たちの商材にあった人を見つけるというのは非常に困難になっています。
そのため、試しにインフルエンサーマーケティングを実施したいと思っている方は、本記事で紹介したことを参考にして自分達に合ったインフルエンサーを是非探してみてください。
また、探すリソースがないという場合はインフルエンサーマーケティング企業の利用もオススメ致します。