採用サイトにはどんなメリットがある?必要性と制作のポイントを解説!
労働人口の不足が叫ばれる中、各企業が優秀な人材の獲得に向けた施策を展開しています。そこで注目されているのが自社採用サイトの制作で、人材会社などに任せるのではなく、自前で採用プラットフォームを構築し、丁寧な採用活動を進めていくというものです。
運用までにコストと時間がかかると思われる採用サイトですが、その分多くのメリットを抱えている点も事実です。
今回はそんな採用サイトのメリットや、効果的な採用サイトを構築するためのポイントなどについて、ご紹介していきます。
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記事監修者の紹介
真中 淳一
墓石、屋根、外構、防水工事の一括見積メディア運営を6年間経験致しましたので、お客様対応からポータルサイト一からの立ち上げの経験は豊富にあります。また、その他にもオリジナルCMS開発、予約システム、プラットフォームのディレクターも5年経験を積んでいるので、幅広いシステム開発の要件の知識やノウハウもあります。これからホームページを作成されるお客様のお力になれれば幸いです。
1.採用サイトとは
採用サイトは、通常のコーポレートサイトなどとは異なり、人材の発掘に特化した自社サイトのことを差します。
コーポレートサイトに採用エントリー枠を設けるのではなく、採用に特化したサイトを新たに構築する重要性には、多くの企業が注目を始めています。
1-1. 導入が増える自社採用サイト
新たな人材を獲得する際、今日では様々な人材サービスが整っているために、これらを利用する会社は非常に多いものです。
しかし、肝心の労働人口そのものが減少傾向にある今、求職者が様々な企業から自分のニーズにマッチする企業を選ぶ時代にシフトしているということもあり、少しでも魅力的な企業を吟味して選ぼうという傾向が強まっています。
そのため、ただ求人を出稿するだけではなく、積極的に人材獲得に向けてアピールを行っていかなければ、優秀な人材が他社へ流れてしまうという懸念も大きくなっていると考えられます。自社採用サイトは、人材サービスへ広告を出稿するのに比べ、はるかに自社について伝えられる情報も多く、積極的に運用していくことで多様な人材の募集が実現します。
能動的な人材獲得に向けた第一歩となるのが、採用サイトというわけです。
1-2. コーポレートサイトとの差別化が重要に
採用サイトを構築する上で、コーポレートサイトとは分けて新たに構築するという点も非常に重要です。
採用サイトは、求職者が応募エントリーを行うための場としての機能はもちろんですが、応募したいと思ってもらうためのコンテンツを展開していくための場でもあります。
コーポレートサイトで会社紹介に十分な役割を果たしていると思われるかもしれませんが、二つのサイトは読み手となるターゲットが異なります。
コーポレートサイトは、消費者やパートナーとなりうる企業が読むためのサイトですが、採用サイトでは求職者が「ここで働きたい」と思うようなコンテンツを提供する必要があります。
そのため、コーポレートサイトは求職者に興味を持ってもらうためとなると、やや不十分なサイトとなっているのです。
2. 採用サイトを制作するメリット
続いて、採用サイトを自社で製作した際、どのようなメリットが得られるのかについて見ていきましょう。採用サイトの最大の強みはやはり求職者へ積極的にアピールできる機会が得られるという点です。
2-1. 様々な情報を掲載できる
採用サイトでは、求職者のためになる情報だけを伝えられることもあり、様々なアプローチで採用につながるアピールを進めていく事ができます。
例えば会社がどのような事業を展開しているのかという切り口を一つとっても、どんなやりがいがその仕事にあるのかなど、コーポレートサイトでは書かないような方向性で会社のアピールが可能です。
また、会社ではどんな人が働いていて、どういったスケジュールで1日を過ごしているのかなど、仕事のイメージを実際に掴んでもらう事で求人エントリーのハードルを下げていく事ができます。
サイト全体を採用関係のコンテンツで満たす事ができるのは、自社採用サイトならではの強みです。
2-2.ミスマッチを防ぐことができる
自社で採用サイトを構築することによって、会社と人材のミスマッチをあらかじめ防ぐ事できる魅力があります。
採用サイトの使い方として、会社の個性をしっかりとアピールすることは大きなポイントとなります。
派遣サイトなどを通じて行う採用活動は、求職者のポテンシャルや方向性を十分に理解する事が難しいだけでなく、会社としても少ないコミュニケーションの機会で全ての情報を伝えることはできないため、どうしても意思の疎通が取れない部分もあります。
そうなると、いざ入社したとなっても当初見込んでいたほどの活躍が望めなかったり、雇用された側としても満足のいく待遇が与えられず、不満を抱えながらたり、あるいはすぐに退職してしまったりという事態が懸念されます。
こういったケースを防ぐためにも、あらかじめ自社サイトを使って会社の事業や雰囲気を伝えておく事で、ミスマッチのリスクを抑える事ができるようになります。
2-3. ユニークなコンテンツで関心を得ることができる
自社採用サイトは会社を紹介するための場ではありますが、同時に会社の個性を発揮するための発表の場でもあります。例え事業そのものは華やかなものではないと感じていても、求職者が重視する傾向にあるのは居心地の良さと待遇です。
会社の強みが風通しの良い社風であることや、優秀な人材はすぐに成長していけるような場であるという事であれば、興味を持ってくれる人は多いものです。
どんな事業をしているのかではなく、どう働ける場所なのかを採用サイトでアピールし、応募者の関心を集めていきましょう。
3. 採用サイトを制作するデメリット
このように、採用サイトには活用方法次第で大きな活躍が期待できる特徴を備えていますが、一方で制作前に考えておきたいポイントもあります。
基本的には、制作や運用に伴うコストの問題が挙げられます。
3-1. 制作・維持費用負担が発生
まず、採用サイトの制作、および運営には相応の負担が発生します。特に初期の採用サイト制作コストは大きくなってしまうため、初期費用は多めに見積もっておく事が重要です。
最近ではnoteなどの無料ブログサービスを採用に活用するケースも見られます。求人に効果的な情報発信をこういったサービスで賄う事で、制作費用を抑える事ができます。
ただ、この場合は長期的な運用で魅力的なコンテンツを提供していかなければ、効果的なアピールを求職者に向けてする事ができません。
新卒採用が活発な冬から春にかけてのみの運用など、期間限定の運用を想定している場合にはやはり自社採用サイトの方が優れたコンテンツ発信が可能です。
3-2.広告予算の圧迫
採用サイトの制作には費用がかかりますが、制作時には広告予算を割いてサイト構築と運用に充てることになります。
そのため、人材派遣会社やその他Webサイトや紙媒体に求人広告を出稿している場合には、より効率的な運用が必要になってくるでしょう。
どの求人広告が効果的で、どの媒体で効果が出ていないのか、という配分の検討も、新たに採用サイト制作のために予算を割くことが出来ない場合には必要です。
採用サイトの運用は、広告と連動して実施していくことにより、さらに効果を大きくしていくことが出来ます。効率の良い予算配分を実現しましょう。
4. 採用サイトに必要なコンテンツは
ここで、多くの採用サイトが実際に導入している効果的なコンテンツについても見ておきましょう。
4-1. 事業紹介
まず採用サイトに欠かせないコンテンツが、事業紹介です。その会社がどのような事業を行っているのかという情報は、採用サイトにおいては必須といえるでしょう。
ただ、採用サイトにおける事業紹介では、コーポレートサイトのものよりも訴求力を意識したコンテンツに仕上げる必要があります。
前述の通り、求職者は会社に事務的な事業内容ではなく、私たちの生活にどうつながっていて、どのような社会的責任を負っているのかというやりがいを重視する傾向にあります。
淡白に仕事内容を紹介するよりも、どうすれば求職者に興味を持ってもらえるかを念頭においた紹介方法を考えることが大切です。
4-2. 社員紹介
二つ目に重要なのが、社員紹介です。社員の様子を採用サイトで伝えることによって、会社に親近感を持ってもらうとともに、自身の働くイメージを具体的にし、エントリーのハードルを下げる効果を期待することが出来ます。
会社の様子というのは、実際に入社して見なければわからないことも多く、同僚となりうる社員の様子はその典型的な例と言えます。
会社で実際に働いている人のインタビューなどを掲載することで、会社にはどんな人がいるのかや、仕事のやりがいの見つけ方を理解することが出来ます。
また、社員紹介は会社が考える理想的な人材像を表す広告塔にもなり得ます。求職者は社員紹介を読んで、会社がどのような人材を探しているのかを理解し、ミスマッチを防いだり、面接の際のアピールに活用したりすることが出来ます。
4-3. 募集要項
もう一つ重要なコンテンツとして、どのような人材を募集しているのかという募集要項を用意する必要があります。
実際の募集の際の条件や、あると優遇したい資格などを示しておき、効果的な求人につなげていきましょう。また、ここでは社員登用に至った際の待遇などをしっかりとアピールすることもできます。
福利厚生や週休など、待遇面の良し悪しは多くの求職者が注目するところでもあるため、細かく記しておいて損はないポイントです。
福利厚生については、社員紹介の際に実際に育休などを活用した社員にインタビュー形式で紹介するなどして、サービスをフル活用できる現場であることをアピールするのも有効です。
5. 採用サイト制作のポイント
ここで、実際に採用サイトを制作していく上で、どのような点に気をつけるべきかについて見ておきましょう。
5-1. 欲しい人材像を明らかにする
採用サイトにおいてまず大切なのは、どのような人材にエントリーしてもらうためにサイトを作るかというところに注目することです。
具体的な欲しい人材のイメージもなく採用サイトを制作するとなると、当たり障りのないデザインのサイトとコンテンツになってしまうケースが多く、コストパフォーマンスを期待することが出来なくなってしまいます。
そのため、まずは採用サイトに託すメッセージを明らかにするためにも、自社ではどんな人材が不足しているのか、ということを確認することから始める必要があります。
どんな人材を求めているかによって、採用に向けたアプローチは大きく異なります。多様な人材で新しい文化を作っていくのか、実力重視でバイタリティのある人材を求めるのか、そのニーズは会社によって様々です。
採用サイト制作にあたっては、自社のニーズを正しく理解するところから始めましょう。
5-2. 採用サイトのコンセプトを固める
自社のニーズを整理することが出来たら、どのような採用サイトにしていくのか、というコンセプトをまとめていきましょう。
大手企業の採用サイトなどを見ていると、どこのサイトにおいても一貫したメッセージが強調されています。一生懸命な人材を求めているのはどこの企業も同じですが、どういったアプローチで求めているのか、というところを見ると、そのパターンは様々です。
与えられた仕事を確実にこなせるスマートさを求めていたり、従来の企業文化や事業のあり方を一新してくれるような、イノベーティブな能力を重視していたりと、一つ採用の軸を決めるとそこからブレるようなコンテンツは発信していません。
コンセプトを設定したら、あくまでも最後までその設定を貫く姿勢も、求心力のある採用サイトによく見られる特徴です。
5-3. 求職者に訴求力のあるコンテンツを届ける
コンセプトを抽象的に採用サイトで発信していくだけでは、結局自社がどんな企業であるかを理解してもらうことが出来ず、エントリーに結びつけることが出来ません。そこで、サイト中ではコンセプトを正確に届けるためのコンテンツ発信も重要になります。
会社にはどんな信念があって、その信念のためにどう活動しているのか、現在展開している事業ではどんな課題に直面していて、課題解決のためにどんな人材を求めているのかを、コンテンツから伝えていけるようにしましょう。
事業紹介の中で、どのように会社のコンセプトが生かされた仕事を実現しているのか、会社の課題に社員はどう向き合っていて解決を目指しているのかなど、アプローチは様々あります。
6. 優れた採用サイト制作の事例
最後に、大手企業などではどのような採用サイトを制作しているのかについて、いくつかの例を見ていきましょう。
それぞれの会社の特徴に目を向けてみることで、様々な発見を得ることができるでしょう。
6-1. 東京海上日動
https://www.saiyou.tokiomarine-nichido.co.jp/
保険会社の東京海上日動は、普段何気なく生活しているうちはその恩恵を理解しづらいこともあり、新卒の学生などからは理解されない職種の企業でもあります。
しかし、それでも多くの新卒エントリーが毎年集まるのには、待遇についての魅力はもちろん、求職者の興味を後押しするような採用サイトのデザインが効果を発揮していると考えられます。
2020年に公開されている採用サイトのトップページには「一緒なら、世界は変えられる」という力強いキャッチコピーが現れます。
具体的な事業紹介はありませんが、これを見た人には「世界」や「一緒に」という言葉に頼もしさを覚え、どんな会社なんだろうと好奇心を抱いてもらうことが出来ます。
会社の存在意義や、どんな人が働いているのかといったインタビューコンテンツも充実しており、採用サイトからはコーポレートサイトでは見られない求職者目線の情報が目白押しとなっています。
6-2. 集英社
https://www.shueisha.co.jp/saiyo/
毎年多くの新卒採用エントリーが届いている出版業界の中でも、トップクラスの倍率を誇るのが集英社です。
多くの有名雑誌や漫画がここから生まれているだけに、誰でもその会社のことを知っているものですが、どのような仕事が出版社で行われているかということについては、よくわからないことも多いものです。
集英社では「君のなにかは想像以上」というキャッチフレーズで、多様な人材が活躍するイメージをアピールした採用活動を行っています。
出版は伝統的で古い慣習が残り続けているとも言われる業界ですが、集英社にはそれを感じさせない魅力があることを、採用サイトではアピールしています。
実際に社員が活躍している様子を、写真や動画で積極的にサイトの中でアピールすることで、幅広い人材を求めていることが伝わります。文字のイメージが強い出版業界ですが、こういったマルチメディアなアプローチも、刷新的なイメージを与えてくれます。
7. まとめ
自社採用サイトの運用が多くの企業で進んでいるのは、自社サイトの方が多様なアプローチで求職者にアピールできるだけでなく、昨今では様々な方法でアピールできるようになったことも大きいでしょう。
テキストや簡単な画像だけでなく、動画やSNSなどをうまく組み合わせながらコンテンツを発信していくことで、訴求力のある採用活動が行えます。
自社の目的やコンセプトにあったサイトを制作し、優秀な人材の確保につなげていきましょう。
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