内部リンクとは?~初心者のための基本解説~
内部リンクとは、Webサイト内を徘徊しやすくするために、自サイト内のページをつなぐリンクのことです。
内部リンクを使用することでどのようなメリットがあり、不適切な場合にどのようなデメリットがあるのか、具体的な内部リンクの実践方法について、解説します。
SEO対策会社コーディネーター自己紹介
株式会社エフ・コネクト
メディア事業部部長 真中淳一
- 経歴
- Webマーケティング業界歴10年
- 対策キーワード:約2万キーワード以上
- 運営メディア数:約20サイト以上
- 運営サイト実績
- 墓石の一括見積サイト
- 屋根工事の一括見積サイト
- エクステリア工事の一括見積サイト
- 防水工事の一括見積サイト
- 大規模修繕工事の一括見積サイト
- 骨董品買取の一括見積サイト
- ホームページ制作の一括見積サイト
- 清掃会社の一括見積サイト
- リラクゼーションサロンの公式サイト
はじめまして。SEO対策会社のコーディネートをさせていただいております、真中と申します。
私はメディア事業部の責任者として、日々、自社のメディアのただ順位を上げるだけではない、
問い合わせや売上に繋がるためのSEO対策に5年以上取り組んでおります。
- 日々の最新のSEO関係の情報収集
- 毎月数回のSEO対策関連セミナーへの参加
- 各SEO対策会社との最新の情報交換
- 各SEO対策会社のサービス、提供ツールの比較
- 数千キーワードにわたる毎日の順位チェック
- 競合サイト分析と自社メディアとの差分分析
- 週1回の施策実施と結果分析・検証、施策の再立案
SEO対策をお客様に提供する場合、仮に結果が出なくても対策費用はいただけ、解約になるだけで、また新しくお客様を探せば良いかもしれません(もちろん、結果にとにかくこだわる対策会社様もいらっしゃいます)。
ただ、自社メディアのSEO対策を行う場合には、結果が出なかったから解約になっても新しいお客様を探せばいい、ではなくて、とにかく結果を出さないといけません。
そのため、とにかく結果に拘って5年間で数千時間を自社メディアのSEOについて費やし、外注費用としても、この2年間だけで考えても2,800万円以上を投下してきました。
そこで培ったノウハウ・知識を元に、SEO対策会社様のコーディネートをし、お客様にご紹介をさせていただいております。
良いSEO対策会社を探すのでお困りの方はぜひ、弊社までお問い合わせください。
SEO対策について、よくいただくご質問と回答
外部リンクってまだ効果はありますか?
最低何社の話を聞いた方が良いですか?
- 直近で受けたセミナーで納得度の高かった中から1社
- 普段情報収集している会社の中から1社
- 過去に営業を受けた中で納得度の高かった中から1社
- 全く接点がなく、検索して見つけた中から1社
- たまたま営業メールをいただいた中から1社
どういった視点でSEO対策の会社を選んだ方が良いですか?
効果はあります。が、昔流行ったような、外部リンク用のサイトから外部リンクを貼る、というような形では効果が無いばかりか、下手するとペナルティを受けてしまうリスクもあります。効果があるのは「ナチュラルリンク」と呼ばれる、自然に付く外部リンクになります。
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では、どうすればナチュラルリンクが貼ってもらえるかと言うと、「ユーザーにとって役に立つコンテンツであること」と「それを紹介してもらいやすくする仕組み」を構築することが重要です。
例えば弊社の運営しているメディアでは費用について詳しくまとめたページがあります。そういったページはエンドユーザーさんが費用について投稿する際やページを作る際に情報の参照元として紹介されやすい傾向にあります。建築関係のメディアだと建材や塗料のメリット・デメリットをまとめたページや、買取系のメディアでは作者ごとの情報をまとめたページなどが紹介されやすい傾向にあります。
弊社のメディア運営で外部のSEO対策会社を選定した際は、5社の話を聞きました。
それも単純に5社というのではなく、内訳は続きを読む
という内訳でした。
ポイントは2点あります。
①納得いくまで複数の会社の話を聞く。SEO対策は短期的に結果が出るというよりは、中長期での対策になり、短くても半年間、長いと数年単位でお付き合いをすることになります。そのため、少しでも気になるところがあれば妥協せず、多少時間をかけてでも納得できるまで複数社の話を聞くことをオススメします。
②SEOに対する考え方が偏らないようにする。SEO対策には確実な正解はなく、時期によってもトレンドが変わりますし、その中でSEO対策会社の各社は自社の強みに合わせて提案をしてきます。普段から付き合いがある会社だけから話を聞くと、提案に偏りが出て、トレンドに合わない提案になってしまうリスクもあります。そのため、弊社で発注先を探す際にも、元々過去に接点があって納得感の高い会社以外に、たまたま営業メールをもらった会社や新しく検索から探した会社からも提案を受けることで、考え方が偏らないようにバランスを取りました。
弊社が外部パートナーを選定した際の考え方を紹介させていただきます。
①まずは自分たちの知識を高める。各SEO対策会社の提案が正しいのかどうか、どこか営業トークになっている点が無いか、を判断するために
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も、まずは自分たちの知識を高めることが必要です。その際、細かい具体的な内容をカバーするというよりは、Googleの方針や考え方、それを踏まえてこれからのSEO対策の大まかな流れ等を抑えるようにしましょう。
②Googleのトレンドが変わってもぶれないような中長期的な視点を持っているかを見極める。Googleのトレンドは常日頃変化します。そのため、短期的な視点になり過ぎると行き当たりばったりな対策になってしまうだけでなく、将来的にはペナルティリスクを負うような対策になってしまうケースもあります。Googleのトレンドが変わっても対策内容が無駄にならない、リスクにならない視点を持っている会社を選びました。
③自社でできる部分は自社で行い、コスト削減できるような柔軟性があるか。単純な外部リンク対策が全盛だった昔は、SEO対策すべてを外注先に任せるしかありませんでしたが、今は自社でやれる部分や、自社でやった方が全体的な効率が良くなる部分が多々あります。社内のリソース状況と照らし合わせ、自社でできる部分・自社でやった方が良い部分を明確にし、自社でできない部分・任せた方が良い部分だけをお任せできるような柔軟性があるSEO対策会社を選びました。
④SEO対策の中でも特にどこを対策したいのかで判断する。SEO対策と一言で言っても、「サイト全体のコンテンツを増やす」「少数のページをリライトして強くする」「外部リンクを獲得する」「読み込まれやすいように内部を調整する」などいくつかの対策に分岐します。弊社の場合、その時々で課題となる部分が異なりますので、その課題解決に強いソリューションを持っている会社を選定致しました。
1.内部リンクとは?
内部リンクは、自サイト内をつなぐリンクのことを表します。外部のWebサイトではなく、自身のWebサイト内を行き交うために設定するリンクのことです。
内部リンクを最適化することでWebサイト内を徘徊しやすくなります。
あなたが普段見ているWebサイトでも、内部リンクは多く利用されており、パンくずリストやグローバルナビが代表的な内部リンクの例です。
他にも「他の方はこんな記事を読んでいます」のように、おすすめされる記事も内部リンクの一例ですね。
2.内部リンクによってもたらされるメリット
内部リンクを最適化することで、Webサイト内を徘徊しやすくなります。
そのことによって、次に挙げる2つのメリットがもたらされます。
1.内部リンクはSEOに効果がある
内部リンクによってWebサイト内を徘徊しやすくなるということは、Googleなどの検索エンジンが使用するクローラーがWebサイト内を徘徊しやすいということです。
クローラーによってあなたのWebサイト内をくまなく徘徊してもらうことで、Googleなどの検索結果に反映されやすくなります。
クローラーはリンクをたどりながら見つけたページをインデックスしていくため、内部リンクを最適化することはSEOに効果があると言えます。
2.ユーザーが使いやすいサイトになる
初めてあなたのWebサイトに訪れたユーザーは、あなたのWebサイトに関する情報を持っていません。
多くのユーザーは、検索結果から見つけたあなたのWebサイトの1ページにアクセスします。
もし、他のページへの内部リンクがなければ、ユーザーは1ページだけを見て離脱します。
パンくずリストやグローバルナビ、おすすめの記事に関する内部リンクを用意しておけば、ユーザーはあなたのWebサイト内を徘徊しやすくなりますね。
内部リンクを適切に設定することで、ユーザーにとっても使いやすいサイトになります。
3.内部リンクが不適切な場合のデメリット
クローラーにもユーザーにも有益な内部リンクですが、誤った内部リンクを設定してしまうと、次に挙げるようなデメリットを被る可能性があります。
1.検索結果に表示されない可能性がある
クローラーはページのリンクをたどって見つけたページをインデックスします。
そのため、内部リンクが設定されていない、内部リンクが誤っている場合には、クローラーにページを見つけてもらえず、検索エンジンの検索結果に表示されない可能性があります。
2.検索結果に表示されるまでに時間がかかる
内部リンクの数が少ないページは、クローラーによって「重要度が低い」と判断される可能性があります。
重要度が低いと判断されると、クローラーが巡回する頻度が下がり、記事を更新してもなかなか検索結果に反映されない、ということになりかねません。
3.検索結果の上位に表示されない
前述のデメリットに関連しますが、クローラーによって「重要度が低い」と判断されることで、検索結果の上位に表示されづらくなります。
内部リンクの宛先となっている数が多いページほど重要なページと判断されます。
そのため、あなたのWebサイト内で重要なページには、内部リンクを集めるようにすることが大切です。
4.内部リンクの実践方法とポイント
具体的に内部リンクはどのように設置すればよいのでしょうか。
ここでは、内部リンクの実践方法とポイントについて解説します。
【実践1】パンくずリストを作る
パンくずリストは、サイト内のページの位置を表すためのナビゲーションリンクです。
「Top > カテゴリ > ページ」というようなリンクを見たことはありませんか?
パンくずリストは、ユーザーがWebサイト内のどの位置にいるのかを把握しやすくするためのものですが、クローラーにとっても同様の効果があります。
現在のページがどのような属性のページであるのか、ひと目で分かるように作ります。
ユーザーにとっても、クローラーにとってもサイトの構造を分かりやすく理解することができ、Webサイトの巡回性を挙げることができる内部リンク施策が「パンくずリスト」です。
【実践2】グローバルナビを作る
グローバルナビは、Webサイトの上部に常設することが多い内部リンク施策です。
カテゴリ別、見て欲しい記事のジャンル別にリンクをまとめておきます。
内部リンクの宛先となっている数が多いページは、クローラーにとって「重要度が高い」と認識されやすいものです。
ユーザーにも見て欲しい記事への内部リンクを多く用意することで、見てもらえる可能性が高まりますね。
グローバルナビは内部リンクの数を集めたり、ユーザーに見てもらいやすくしたりするために使用します。
【実践3】サイトマップを作る
サイトマップはその名前のとおり、Webサイトの地図となるページです。
クローラーに徘徊してもらうために使用することが多いXMLサイトマップとは別に、HTMLサイトマップを用意することで、内部リンクの最適化ができます。
サイトマップは、Webサイト内のページへのすべての内部リンクを一覧表示します。
Webサイト全体の構造が把握でき、ユーザーにとってもクローラーにとってもサイトの構造を理解しやすくなり、サイト内のページへの徘徊率が向上します。
【実践4】アンカーテキストはリンク先ページがわかるようにする
アンカーテキストとは、リンクの文字列のことです。
アンカーテキストの内容は、リンク先のページがどのようなものであるのかがわかるように設定します。
たとえば、別の記事をおすすめしたい場合には、次のように設定しましょう。
誤)詳しくは「こちらのページ」を参照してください。
正)詳しくは「アンカーテキストとは?」を参照してください。
上記の例では、「」の中がアンカーテキストとなり、アンカーテキストに関する記事の内部リンクですが、「こちらのページ」では、クリックするまで具体的なページの内容がわかりません。
アンカーテキストでリンク先ページの内容をわかるように記載することで、ユーザーにとってもクローラーにとっても徘徊しやすくなります。
【実践5】SEO評価を上げたいページに内部リンクを集める
SEOにおいて、外部サイトからのリンクが多いページは評価が高くなりやすいものですが、内部リンクについても同様のことが言えます。
とにかくリンクの数が多ければ良い、というわけではなく、ページの内容に関連する他のページ(他のWebサイト)からのリンクの数が多くなければなりません。
内部リンクに関しては、SEO評価を上げたいページに関連する記事から、対象のページへの内部リンクを集めることで、ユーザーにとって有益なWebページであるとクローラーが判断しやすくなります。
各記事がユーザーにとって有益となるように品質を上げつつ、内部リンクを行うことでSEOでの評価が上がります。
5.まとめ
内部リンクは、Webサイト内を徘徊しやすくするため、自サイト内をつなぐリンクのことです。
内部リンクを最適化することで、ユーザーがWebサイト内を徘徊しやすくなり、クローラーにとっても同様の効果があります。
ユーザーにとってもクローラーにとっても有益な内部リンクは、Webサイトの評価を上げることに繋がります。
この記事を参考に、内部リンクについて見直してみてはいかがでしょうか。
記事監修者の紹介
真中 淳一
墓石、屋根、外構、防水工事の一括見積メディア運営を6年間経験致しましたので、お客様対応からポータルサイト一からの立ち上げの経験は豊富にあります。また、その他にもオリジナルCMS開発、予約システム、プラットフォームのディレクターも5年経験を積んでいるので、幅広いシステム開発の要件の知識やノウハウもあります。これからホームページを作成されるお客様のお力になれれば幸いです。