お寺や神社のホームページは、場所・拝観時間・イベントなどを知らせる役割の他にも、集客の役割や正しい歴史を伝える情報源にもなります。制作する際には、単にその神社やお寺の基本的な情報(位置、拝観時間、歴史など)を記載するだけではなく、「どんな情報を記載するのか?」「どのようなデザインにするのか?」をよく考える必要があります。
ここでは、お寺や神社で参考にしたいホームページを解説しつつ、ホームページ制作時の費用相場やポイント・注意点などについて紹介します。
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このページの目次
記事監修者の紹介
田丸 修太
株式会社エフ・コネクト マネージャー
飲食業界からWEB業界へ転身後、自社のWEB広告運用を担当。
現在はマーケティング領域からサイトのディレクション、お客様のヒアリング対応まで幅広く業務に携わっています。
1. お寺・神社が得意なホームページ制作会社4社を厳選紹介
1-1.株式会社ジ−ルプラス
- 初期制作費用は28,000円からという格安料金設定。
- ドメインやサーバーなど、ウェブサイトに必要なものは全てセットになってる。
- お寺のウェブサイトのために凝った和風デザインを多数用意している。
- リーズナブルな料金でお寺のウェブサイトを制作してもらいたい方。
- 月に支払うランニングコストを抑えたい方。
- 納品後はメールでのアフターサポートを希望している方。
大阪市にある株式会社ジールプラスが提供している『てらこ』は、お寺向けのウェブサイト制作や運用を行っている会社です。
お寺のウェブサイトに適した、クオリティの高い和風のデザインテンプレートを多数用意しており、そのお寺の魅力や雰囲気をしっかりと伝えられると評判です。
料金プランは3種類あり、最もリーズナブルな『Sプラン』ですと、制作費用が28,000円からと相場以下の格安料金で依頼を受け付けています。
月額費用も5,000円となっており、月々のランニングコストを抑えたい人にもおすすめです。
また、制作後はメールでのサポートも受け付けています。
何か疑問や問題があったときはすぐにメールでサポートしてくれるので、あまりウェブの知識がないお寺の関係者にとっても、ありがたいサービスだといえます。
会社概要
設立 | 2005年11月 |
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従業員数 | 11名 |
所在地 | 大阪市中央区南本町2丁目2-2 明治屋南本町ビル4F |
URL | https://hp-jiin.com/ |
電話番号 | 06-6267-7500 |
主な制作実績
蟠龍寺
金剛閣
延命寺
1-2.株式会社フリーライズ
- 重要なコンテンツの各箇所では複数パターンのデザインを用意してくれる。
- ユーザー心理を考慮したコンテンツとデザインで制作していく。
- パッケージになっているので依頼範囲を悩むことなく依頼ができる。
- 初期費用0円で対応してくれる会社を選びたい方。
- ユーザー心理を考慮したデザインで制作して欲しい方。
- SNSを使ってお寺や神社の魅力を発信したいと考えている方。
東京都新宿区新宿にある株式会社フリーライズでは、お寺や神社向けのウェブサイト制作サービスを提供しています。
ユーザー心理を考慮したコンテンツやデザインで制作し、依頼者にとって最適なウェブサイト制作をしてくれる会社です。
料金プランは『セルフパック』と『おまかせパック』という2種類を用意。
安価な『セルフパック』では、初期費用が0円、月額費用は税込み11,000円という料金設定で対応しています。
こちらは、パソコンだけではなくスマホサイトにも対応、サポートも無料で可能です。
ツイッターやインスタグラムといったSNSとの連携もできるので、ソーシャルメディアを使って情報を発信したい人にもおすすめとなっています。
お寺や神社の魅力をネットを使って発信したい人は、こちらの会社を選んでみて下さい。
会社概要
所在地 | 東京都新宿区新宿7-26-7 ビクセル新宿B1F |
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URL | https://allinone-hp.com/rakutsuku-oterajinja/ |
電話番号 | 03-5913-9211 |
主な制作実績
UT.マネジメント・オフィス
ドイツ語個人レッスン
新大塚整骨院
1-3.株式会社 ナーム
- お寺の魅力を伝えられる紹介ムービーの制作も可能。
- 専属デザイナーによる訴求できるデザインで制作していく。
- 公開後のページ修正や更新のサポートもしている。
- 多くの人に見られるウェブサイトを求めている方。
- お寺に特化したデザインでウェブサイトを制作して欲しい方。
- アクセス解析でどのキーワードからアクセスされているのかを確認したい方。
東京都世田谷区にある株式会社ナームは、お寺のウェブサイト制作や運用などを行っている会社です。
信頼感を与えられるデザインで制作し、専属デザイナーによるクオリティの高いものを提供してくれます。
この業界に特化した導線でデザインしていくので、より強い訴求効果を得られると評判です。
また、基本的なSEO対策も施してくれるので、多くの人に見られるウェブサイトに仕上げてくれます。
「作るだけではなく見られるウェブサイトを求めている」という人におすすめです。
さらに、公開後のページ修正や更新サポートもしているので、「自分たちでウェブサイトを運用できるか不安」と、考える人にも選ばれています。
他には、アクセス解析機能の設定も可能なので、どんなキーワードからアクセスされているのかをひと目で把握できます。
会社概要
所在地 | 東京都世田谷区上馬3-18-11 エルフレア駒沢504 |
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URL | https://namas.co.jp/index/ |
電話番号 | 03-5433-4490 |
主な制作実績
慈船寺
源覚寺
1-4.株式会社ELternal
- デザイン性だけでなくSEOも重視したウェブサイトを制作してくれる。
- 端末を問わないレスポンシブデザインで制作していく。
- SNSコンサルティングの依頼も受け付けている。
- GoogleやYahooでの検索順位が高いウェブサイトを求めている方。
- 端末を問わない、レスポンシブデザインで制作して欲しい方。
- SNSで情報を発信したいと考えている方。
東京都新宿区西早稲田にある株式会社ELternalでは、寺院や神社専門のウェブサイト制作も行っています。
こちらの会社が制作するウェブサイトは、デザイン性はもちろん、SEOにもこだわったものの制作が可能です。
デザインにこだわるだけでは、広く発信することはできません。SEO対策を行ってはじめて、多くの人からアクセスされるサイトに成長させられるのです。
また、パソコンだけではなくスマートフォンやタブレット端末からのアクセスも見越して、レスポンシブデザインで制作していきます。
アクセスする端末を問わず、どの端末からでも綺麗に表示することが可能です。
他には、SNSコンサルティングの依頼も受け付けており、ツイッターやインスタグラムを使った情報発信を希望する人からも喜ばれています。
会社概要
設立 | 2020年7月 |
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資本金 | 500万円 |
従業員数 | 5名 |
所在地 | 東京都新宿区西早稲田1-22-3 |
URL | https://elternal.co.jp/ |
電話番号 | 03-5962-0208 |
主な制作実績
長命寺
真蔵院
善應寺
2. お寺・神社のホームページで参考にしたいデザインを解説
2-1. 清水寺
https://www.kiyomizudera.or.jp/
約1200年の歴史があり、日本人なら誰もが知っているであろう清水寺。そんな清水寺のホームページは、全体的に白を基調にした、シンプルで見やすいデザインです。
トップページには上部にメニューがあり、その下にお知らせや更新情報、各コンテンツの内容が掲載されています。文字数を少なくしつつ画像を多く配置することで、スッキリと見やすくなっています。Instagramの画像も表示されており、よりおしゃれ感が出ていますね。
コンテンツを見てみると、清水寺の歴史を学べるものがいくつかあります。たとえば「祈り」では清水寺の観音さまについて学べ、「歴史」では資料画像を紹介しつつ清水寺の歴史がまとめられています。さらに「読む」では、先人たちの思いや清水寺の改修工事などの、さまざまな物語を読めるのが面白いですね。「清水寺をより深く知ってもらおう」とする意図が伝わります。
下層ページ全体を見ると、トップページと同様、落ち着いたデザインで統一されています。また、実際の風景写真や資料画像を多く掲載することで、訪問者の離脱率を抑えようとする工夫も見られますね。
2-2. 實相寺
實相寺は山梨県にある日蓮宗の寺院です。このお寺の大きな特徴は、樹齢2000年を超えると言われる神代桜があること。ホームページに至るところに桜の画像やピンク色の背景が使用されており、神代桜の存在を強くアピールしています。
トップページ上部にはメニューがあり、そして上部背景には、神代桜を空撮した動画を配置。下へスクロールすると、神代桜についての簡単な解説を掲載し、その下にお寺の由来が記載されている構成となっています。
各コンテンツには、「實相寺について」「境内」「交通」などの基本的なものの他に、「神代桜について」といった、桜にまつわる歴史や由来を紹介したページがあります。メニューの並びで一番初めに配置されていることからも、神代桜を強くアピールしていることがわかりますね。また「フォトギャラリー」でも、桜の写真が多く見られます。
實相寺のホームページは、全体的に神代桜の存在感を強調したものとなっています。初めてこのお寺のホームページを訪れた人も、「實相寺は桜が有名なんだな」とすぐにわかりやすい構造・デザインとなっているのが特徴です。
2-3. 宝満宮 竈門神社
福岡県に存在し、1300年以上の歴史がある竈門神社は、「縁結び」や「厄除」の神様として知られる神社です。
そんな竈門神社のトップページで目に飛び込むのが、画面いっぱいに広がる1枚画像のカルーセル。神社の雰囲気を上手に伝えています。下にスクロールすると、メニュー・お知らせ・各コンテンツの画像が出てきます。背景の一部にはピンク色、そして桜模様の画像を使用しており、全体的に可愛らしいデザインとなっています。
コンテンツには、竈門神社ならではのものが用意されています。たとえば「お守り」では、「縁結び」に関するお守りを写真付きで紹介。中には、てるてる坊主や苺といった可愛らしいものまであります。
また「結婚式」では、実際の式の様子が紹介されています。写真を多く掲載することで、その雰囲気がよく伝わってきます。「縁結び」の神社として、結婚式の魅力も上手にアピールしていますね。
竈門神社のホームページは、全体的にシンプルかつピンク色の可愛らしいデザインです。若い女性をメインターゲットに据えて制作されているのが伺えますね。
2-4. 寒川神社
寒川神社は、八方除の守護神として知られる、歴史ある神社です。そんな寒川神社のホームページは、今回紹介する神社の中でも、とくにこだわりを感じられます。トップページから下層ページに至るまで、動画が多く使用されているのです。
ホームページを開くと、画面いっぱいの動画が目に飛び込んできます。スクロールすると、アニメーションとともにコンテンツが展開されます。現在の様子が見られるライブ配信動画が用意されているのも特徴です。とにかく至るところにアニメーションが施されており、訪問者を楽しませてくれます。
下層ページの1つ1つにも、動画やアニメーションが実装されています。とくに面白いのが、「祭典・神事」コンテンツ。スクロールすると、毎月の行事の様子が1つずつ表示される仕組みです。
このように寒川神社のホームページは、訪問者を楽しませてくれるような、動きが満載の凝ったホームページデザインとなっています。
3. お寺・神社のホームページ制作費用・相場観ってどれくらい?
トップページ制作費用 | 約100,000円 |
下層ページ制作費用 | 約10,000〜30,000円 |
デザイン費用 | 約10,000円 |
オプション費用 | 0〜約100,000円 |
合計 | 約300,000円 |
お寺・神社のホームページ制作費用の相場は、300,000円前後です。企業のホームページ制作の平均ほどですね。掲載するコンテンツがある程度決まっており、下層ページがそこまで多くないため、平均内で収められます。ただし、寒川神社のようにアニメーションや動画を多く掲載しようとすると、1,000,000円を超える可能性があるので注意しましょう。
トップページ制作費用の相場は100,000円ほど。上部にカルーセルやメニュー、下部にお問い合わせ、などの一般的な構造であれば、平均費用で制作可能です。
下層ページも10,000円から30,000円前後と平均的です。トップページのデザインで統一してページ数を抑えれば、それほど費用は発生しません。ただし清水寺の「読む」のようにページ数が増えるコンテンツがある場合、更新のたびに費用が発生するので注意が必要です。
デザイン費用は、テンプレートを使用すれば10,000円前後で収めることが可能です。お寺・神社のデザインや構造はある程度決まっているので、こだわりがなければそこまで費用はかかりません。ただしオリジナリティにこだわる場合は、100,000円を越すケースも。
お寺や神社のホームページ制作では、写真や画像を使用して雰囲気を伝えることが大切です。なるべく多くの写真や画像を用意しましょう。もしも掲載する画像選定を外注する場合は、費用がかなり嵩みます。自分たちで画像を全て用意できるなら、その分安く抑えられます。
オプションとして、「Google mapの配置」「お問合せフォームの設置」「スマホ対応」はおすすめです。
Google mapは、訪問者に場所を詳しく知らせるため、なるべく配置したほうが良いでしょう。お問合せフォームは、訪問者からの問い合わせに気軽に対応できます。そして現在はスマートフォンを使用してホームページに訪れる人が多いため、スマホ対応はしておくべきです。費用は、それぞれ平均で30,000円ほど発生します。
ちなみに「SEO対策」については、「その地域で神社の結婚式場を探している人にアピールしたい」「その地域での存在感を出したい」といった目的があれば、施してもらうのがおすすめです。
お寺や神社のホームページ制作は、このように平均内の費用で収めることが可能です。ただしオリジナリティを求めるとその分費用は高くなるので、注意しましょう。
4. お寺・神社のホームページを制作する際のポイントと注意点!
お寺や神社のホームページを制作すれば、インターネットを介して世界中の人にアピールできます。訪問者に興味を持ってもらえれば、拝観者数の増加にも繋げられます。
しかし制作する時には、いくつかのポイントと注意点があります。ここでは、そのポイントと注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
4-1. お寺・神社の制作時のポイント
お寺や神社のホームページを作成する際のポイントは、主に3点です。
1 お寺や神社の魅力を伝えるコンテンツを用意する
2 年間行事やイベントを掲載する
3 SNSを利用しているなら埋め込む
以下、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
4-1-1. お寺や神社の魅力を伝えるコンテンツを用意する
お寺や神社のホームページに欠かせないのが、そのお寺や神社の起源や歴史を知ることができるコンテンツです。
各神社には、由緒ある歴史があるはずです。どんな神社なのか、どのような起源なのかを詳しく伝えることで、訪問者によりお寺や神社を知ってもらえます。
文章のみでだらだらと説明するよりも、関連する資料や画像を掲載すれば、よりわかりやすく魅力を伝えられます。制作前には、資料や画像を準備しておくのがおすすめです。
4-1-2. 年間行事やイベントを掲載する
神社やお寺で開催されている行事やイベントを知る目的で、ホームページを訪れる人もいます。一年を通して行われているイベントをまとめると良いでしょう。
臨時でイベントを開催する場合は、「お知らせ」などでタイミングよく告知しましょう。
4-1-3. SNSを埋め込む
Twitter・InstagramなどのSNSを利用しているのであれば、トップページに埋め込んで連携させるのがおすすめです。連携させておけば、SNSでの更新が自動的にホームページにも反映されます。お寺や神社の日常や風景などがより伝わりやすくなるでしょう。
4-2. お寺・神社の制作時の注意点
お寺や神社のホームページを制作する時には、以下の2点を念頭に置いておきましょう。
1 誰をメインターゲットにするのか?
2 アピールポイントは何なのか?
以下、詳しく解説します。
4-2-1. 誰をメインターゲットにするのか?
「その神社やお寺の存在を、誰に対して特にアピールしたいのか?」を具体的に考えておきましょう。
たとえば上記で紹介した竈門神社の場合、「縁結び」で広く知られているため、若い女性をメインターゲットに設定しているのがわかります。実際に竈門神社のホームページを見てみても、桜のマークやピンク色の背景色を使用しており、若い女性に見られることを意識したデザインですね。
このように、ターゲットをしっかりと決めることによって、ホームページのデザインや構成が決定します。神社やお寺の特徴を踏まえつつ、誰をメインターゲットにするのかを決めましょう。
4-2-2. アピールポイントを明確にする
「ホームページで強調してアピールしたいこと」を明確にしておきましょう。
たとえば「結婚式場であることをアピールしてお問い合わせに繋げたい」のであれば、結婚式の魅力を伝えるコンテンツを作成し、上手にお問合せフォームへと誘導する必要があります。「由緒ある歴史を正しく発信したい」なら、神社やお寺の由来やそれに関連する歴史を掲載するコンテンツを充実させるのが効果的です。
ホームページで伝えたいポイントは何か、しっかりと考えておきましょう。
5. お寺・神社のホームページ制作のまとめ!
お寺や神社のホームページを制作することで、拝観者を集めることが可能です そのため、ホームページを訪れる人に対して、どのような点を強くアピールしたいのかを踏まえつつ、制作していきましょう。
ホームページデザインは、シンプルで見やすいものがおすすめです。上記で紹介したホームページも、全体的にスッキリとまとまっているものが多いことがわかります。由緒あるお寺や神社ほど、「尊厳」「素朴」といったイメージを大切にしたほうが、より訪問者に親しみを持ってもらえるでしょう。
とくに重要なのが、具体的なユーザー設定です。「誰に対して発信したいのか?」によって、デザインやコンテンツが左右されます。お寺や神社のアピールポイントから、誰にニーズがあるのかを特定し、その人たちに向けて親しみやすいホームページ作成を心がけましょう。