建設会社のホームページ制作会社を紹介！費用、デザインのポイントも解説【2023年版】

建設会社のホームページを制作すれば、会社の基本情報や歴史を多くの人に知ってもらえるだけではなく、施工実績やアピールポイントの宣伝にもなります。協力会社や有望な人材を集めるためにも、高品質なホームページを制作しましょう。

ここでは、建設会社のホームページ制作で参考にしたいデザインをいくつか紹介したのち、制作費用の相場や、制作時のポイント・注意点などについて解説します。

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記事監修者の紹介

田丸 修太

株式会社エフ・コネクト マネージャー
飲食業界からWEB業界へ転身後、自社のWEB広告運用を担当。
現在はマーケティング領域からサイトのディレクション、お客様のヒアリング対応まで幅広く業務に携わっています。

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1. 建築会社が得意なホームページ制作会社5社を厳選紹介

1-1.BRANU株式会社

東京都港区六本木にあるBRANU株式会社は、建設業専門のウェブサイト制作を行っています。
これまでの実績は3,500以上あり、多くの建設会社に携わってきた会社です。
建設業に特化したウェブサイト作りと得意としているので、建設業向けのデザインの提供や、充実したコンテンツの提供も可能です。
また、ウェブサイト制作の打ち合わせなどは、クライアントの現場スケジュールに合わせてくれます。
忙しい建設会社でも、仕事に穴をあけることなく依頼を進められるでしょう。
さらに、「ウェブサイトは公開してからは本番」だと考え、公開後にも充実したサポートを用意しています。
月2回の更新サポートや、集客するためのアドバイスなども受けられるので、「アフターサポートが充実した制作会社を選びたい」という人にもおすすめです。

1-2.株式会社イエスリフォーム

東京都中央区日本橋にある株式会社イエスリフォームでは、建設業者専門のウェブサイト制作も行っています。
建設経営コンサルタントがウェブサイトの制作を監修してくれるので、より集客できるものに仕上げることが可能です。
料金プランは用途や予算に合わせて3つの種類を用意しており、依頼者が自由に選択できます。
建築業出身の担当者が柔軟に対応してくれるので、コストパフォーマンスを重視したい人にもおすすめです。
さらに、制作後のサポートも行っており、更新サポート継続率は97.2%と、高い数字になっています。
制作後も手厚いサポートを受けたい人は、是非こちらの会社を選んでみてください。
また、制作だけではなくウェブサイトの管理の依頼にも対応しています。
「業務が忙しくてウェブサイトを自分たちで運用している暇がない」という会社にも好評です。

1-3.株式会社アババイ

愛知県名古屋市中区にある株式会社アババイは、建設・建築業界に特化したウェブサイト制作を行っている会社です。
有名なタレントを起用したPR動画なども用意しており、この業界での認知度は高いものがあります。
制作実績をチェックしてみても、デザイン性が高く、見やすいウェブサイトが多く、こちらの会社の高い制作力を感じさせられます。
また、ウェブサイトの制作期間はおよそ1ヶ月と、スピーディーな対応を求めている人にもおすすめです。
さらに、採用サイトなどの制作依頼も受け付けているので、「ウェブから優秀な人材を集めたい」という人から喜ばれています。
名古屋に本社がありますが、東京や福岡にもオフィスを構えており、全国からの依頼に対応可能です。
近くに信頼できるウェブサイト制作会社がない人は、こちらの会社を選んでみてください。

1-4.きらりソリューションズ株式会社

千葉県浦安市にあるきらりソリューションズ株式会社では、建設業界に特化した営業支援などを行っています。
ウェブサイトの制作依頼も受け付けており、これまでに数多くの建設会社のウェブサイト制作をしてきました。
CMSを用いて制作を進めていくので、ウェブの知識がない人でも簡単に更新や修正が可能です。
「公開後は自分たちの力で更新などをしていきたい」と考えている人にも喜ばれています。
また、公開後に電話やメールでのサポートもしているので、忙しい人やどうしても自分たちでは更新修正できない部分があったとしても問題ありません。
さらに、マーケット状況や地域の競合会社の動向をチェックしてから制作に入ってくれるので、「地域の競合会社にウェブで勝ちたい」という人にも選ばれている会社です。

1-5.OPS株式会社

OPS株式会社は建設業界だけでなく飲食業界、保育業界、運送業界、美容・医療業界、福祉業界、製造業界など様々な業界の制作を15年以上行っております。

2. 建設会社のホームページで参考にしたいデザインを解説

2-1. 鹿島建設株式会社

https://www.kajima.co.jp/

1840年から創業している鹿島建設株式会社は、180年以上もの歴史をもつ日本の大手総合建設会社です。とくに、超高層ビル事業を得意としています。

トップページを開くと、最初に「100年をつくる会社」のスローガンが浮かび上がります。次に、今まで施行した建築物が動画として背景に流れる仕組みです。この動画を見ると、「実績が豊富で大きな会社なんだな」とわかりますね。
その下には、お知らせ・ピックアップ（リリース情報や最新の活動報告）・鹿島の実績集・技術とサービス、と続いていきます。
なお、背景にはビル街を俯瞰した背景画像が固定されています。ビル建設が得意なことに関連して、この背景画像を使用したのでしょう。

下層ページには、企業情報・株主投資家情報・採用情報などの基本情報ページの他、技術とサービス、サステナビリティ、知る・楽しむなどのコンテンツが用意されています。

技術とサービスでは、「事業分野から探す」「ニーズから探す」の2種類から、鹿島建設の技術や今までのサービスが検索可能です。たとえば「建築」をクリックすると、下に用途別の項目にまとめられたメニューが表示され、そこからまた項目別の詳しい解説ページに飛ぶ仕組みです。目的の情報をすぐに閲覧できて便利ですね。

また、知る・楽しむコンテンツは、子供向けのページとなっています。小学校入学前の子から中学生まで幅広い年齢層の子供に、会社のことや建築のしくみを知ってもらおう、という姿勢が伺えます。「100年をつくる会社」のスローガンを掲げているように、子供にも認知してもらうことで、その存在感を広い世代にアピールしたい意欲が感じられますね。

2-2. 戸田建設株式会社

https://www.toda.co.jp/index.html

戸田建設株式会社は、準大手ゼネコンの1つです。医療や福祉関連の施設を多く設計・建築しています。グローバル・ビジョンとして「“喜び”を実現する企業グループ」を掲げており、海外事業や再生可能エネルギー事業にも積極的に取り組んでいます。

戸田建設株式会社のトップページ上部は、左側に建築物の画像があり、右側に「PICK UP」として、注目のコンテンツがカルーセルで自動表示されるデザインです。最新の情報が、すぐ目につく仕組みですね。
その下にNEWSコンテンツがあり、「全て」「リリース」「お知らせ」「IRニュース」と、各分野の情報がまとめられています。目的の情報がすぐに見つけられる仕組みです。
全体的に白を基調としたデザインであり、画像やバナーを多用しています。トップページの情報量は多いのですが、このように画像やバナーを上手に使うことで、見やすくまとめているのです。

下層ページを見ると、事業紹介や会社情報などの基本コンテンツの他、技術・実績を探す・CSR・採用情報などがあります。
実績紹介ページを見ると、今までの実績が写真付きで紹介されています。各建築物をクリックすると、その詳細ページへとリンクする仕組みです。
技術紹介ページも、訪問者に見やすい工夫がされています。たとえば山岳トンネル技術の「EG-Sliter」では、概要・メリット・特徴などと各段落をつけ、ポイントごとに画像やイラストで説明文を補足しています。

全体的に文字数は少なめですが、イラストや画像や表を上手に駆使して、伝えたい情報を整理しているのが特徴です。

2-3. 田中建設株式会社

https://www.yokattanaka.net/

田中建設株式会社は、大正2年から続いており、創業100年以上の歴史と伝統がある建設会社です。

そんな田中建設のホームページは、非常にシンプルにまとめられています。
アクセスすると、「頼んで良かった」の文字の背景に、建築物の画像が自動表示される仕組みです。下にスクロールすると、新着情報・企業情報・不動産事業・大阪城・アクセスと続きます。他のホームページと比較すると、その情報量は少ないです。必要最低限の情報にまとめることで、このようにシンプルかつ見やすいデザインとなっているのですね。

下層ページには、企業情報・経営理念・施工実績・新着情報のほかに、100年の軌跡・採用情報などがあります。
施工実績を見てみると、上部にカテゴリー別のバナーが配置されています。閲覧したいバナーをクリックすることで、カテゴリーごとの施工実績が下部に表示される仕組みです。

田中建設のホームページは、とてもスタイリッシュなデザインです。上記で紹介した2つのホームページのように、アニメーションや動画はあまり見当たりません。極力シンプルにまとめることで、見やすさを重視していますね。

2-4. 西野建設工業株式会社

https://nishinokensetsukogyo.co.jp/

西野建設工業株式会社は、大阪にある建設会社です。民間工事も請け負っており、地域密着のサービスを提供しています。

ページを開くと、左上に会社のロゴマークが出た後、アニメーションとともにコンテンツが登場します。
バックを白にしたシンプルなデザインですが、アニメーションが要所要所で使用されています。白とロゴの緑を配色にしており、非常に見やすいデザインですね。

下層ページには、事業内容・施工事例・採用情報・会社情報と並びます。
施工事例では、実際の施工現場の写真を多く掲載しています。文字をなくして写真を多く載せることで、その建築物の雰囲気がよく伝わりますね。
また採用情報ページでは、社員同士の座談会形式で会社の魅力を伝えています。左側に人物の写真を付け、読みやすいように工夫されていますね。

このように西野建設のホームページは、全体的に文字が少ないです。代わりに写真や画像を多く使うことで、誰にでも見やすく親しみやすいデザインとなっています。

3. 建設会社のホームページ制作費用・相場観ってどれくらい？

建設会社のホームページ制作費用の相場は、300,000円～1,000,000円と幅広い価格帯となります。
施工実績が豊富にあり、大手の会社と取引のある建築会社ほど、完成度の高いホームページが求められます(この点については制作ポイントの項で詳しく解説します)。
上部で紹介した鹿島建設のように、アニメーションも駆使して洗練されたデザインだと1,000,000円以上かかるでしょう。一方で西野建設のように、必要最低限でシンプルにまとめたデザインなら、一般相場の300,000円ほどで抑えられます。

トップページ費用は、50,000～100,000円ほどです。
オリジナルデザインを採用したり、アニメーションや動画を多用したりしてクオリティを高めようとすると、100,000円ほどとなります。

下層ページは、1ページにつき10,000〜30,000円前後です。およそトップページの半額ほどが目安と考えてください。
なお、下層ページから発生する派生ページ数が多くなると、その分料金も高くなります。建設会社の場合、施工事例紹介ページが多くなるにつれて料金も高くなります。

デザイン費用は、既存のテンプレートを使用すれば10,000～50,000円です。しかし、全てをオリジナルデザインでまとめる場合は、100,000円以上発生します。

オプションとして、動画作成・お問合せフォーム・記事コンテンツ依頼がおすすめです。
動画は、建築工事の様子を伝えたり、建造物の解説をしたりする際に便利です。文字やイラストだと伝わりにくい部分でも、動画なら分かりやすく伝えられますよね。Youtubeに動画をアップして、それをホームページに埋める方法がおすすめです。
費用は、1つの動画につき100,000円前後です。
お問合せフォームは、新規顧客や協力企業を得るためにも用意しておきましょう。各コンテンツの下に設置すれば、お問い合わせに繋がりやすくなります。費用はおおよそ10,000円ほどです。
建築物や技術について分かりやすく解説したいなら、記事コンテンツは必須です。外部に依頼すれば、手間をかけることなくコンテンツを増やせます。SEOで上位表示を狙うなら、定期的に更新するのがおすすめです。費用は、専門知識のあるライターにSEO対策を施してもらう場合、30,000円以上は発生します。

4. 建設会社のホームページを作成する際のポイントと注意点！

建設会社のホームページを制作する際には、いくつかのポイントと注意点があります。これらのポイントを頭に入れながら制作することで、クオリティの高いホームページが制作できますよ。

4-1. 建設会社の制作時のポイント

建設会社のホームページを制作する際のポイントは、「デザインやコンテンツを洗練させる」「会社のアピールポイントを強調する」です。
以下、それぞれについて詳しく解説します。

4-1-1. デザインやコンテンツを洗練させる

BtoB取引が主となるゼネコンの建設会社では、多くのデベロッパーがホームページを訪れます。あまりぱっとしないデザインだと、相手の印象に残りません。逆に、個性を狙いすぎてしまうと、見づらくなってしまうためにすぐ離脱される可能性もあります。

ホームページのデザインを考える際には、他の企業と差別化しつつ、洗練されたデザインやコンテンツを制作するように意識しましょう。訪問者の記憶にも残りやすくなり、「これだけしっかりしたホームページを作れるこの会社は信頼できそうだ」と安心感を与えることもできますよ。

洗練したデザインを制作するコツとしては、「目的の情報にすぐにたどり着けるようにする」「画像やイラストで見やすく工夫する」「アピールポイントを明確にする」などがあります。
とくに重要なのが、会社のアピールポイントを明確にすることです。その点については、次で詳しく解説します。

4-1-2. 会社のアピールポイントを強調する

ホームページに個性をもたせるためには、自社の強みやアピールポイントを意識することがとても重要です。

その会社や建築物に魅力を感じなければ、他人は興味を持ってくれません。施工実績や技術をただ淡々と説明しても、つまらないコンテンツとなってしまうでしょう。
そのため、ホームページ制作前には、自社の強みやアピールポイントを整理しましょう。そして、「自社は何ができるのか」「どのような実績があるのか」を訪問者に上手にアピールしましょう。

アピールポイントの例
・会社のスローガンや企業理念
・創業歴
・得意な建築物
・今までの施行件数
・自社にしかない技術
など

4-2. 建設会社の制作時の注意点

建設会社のホームページ制作時には、実績や技術紹介などのコンテンツを疎かにしないようにしましょう。
会社の実績や技術紹介は、その会社のブランド力を示すことにも繋がります。そして、新規顧客や有能な人材を獲得しやすくなるでしょう。いわば会社の看板代わりにもなる重要コンテンツですから、しっかりと作り込むことをおすすめします。

その際に、UX・UIデザインを意識することを忘れないでください。
建設会社の建築物は、建築物から土木まで多岐にわたります。単に施行例を並べるだけだと、訪問者は迷子になりやすくなります。目的の情報にすぐにたどり着けて、かつ見やすいように工夫しましょう。離脱率を下げる効果も期待できます。
以下のポイントを抑えつつ、制作してみてください。

・専門用語をなるべく使わない（理解しやすい言葉で説明する）
・画像を多用する
・イラストも用いて解説する
・文字数はなるべく少なめに
など

5. 建設会社のホームページ制作のまとめ！

建築会社のホームページを制作することで、施工実績や技術を多くの人にアピールできます。他の会社と差別化を図りつつ、訪問者に見やすく親しみやすいデザインを心がけましょう。

施工実績の紹介ページでは、なるべく実物写真を多く掲載すると良いでしょう。その雰囲気がよく伝わります。
また解説ページは、動画やイラスト画像などを駆使するのがおすすめです。文字だけだと理解しにくいですが、動画や画像と一緒に解説することで、離脱率も抑えられます。

今回ご紹介したポイントなどを参考にして、満足のいくホームページを制作しましょう。