Magentoとは?メリット・デメリット、導入事例、EC-CUBEとの違いまで網羅的に解説!

Magentoとは?メリット・デメリット、導入事例、EC-CUBEとの違いまで網羅的に解説!

ECサイトの構築でオープンソースを利用する場合、日本ではEC-CUBEが選択されることがほとんどでしょう。しかし、世界に目を向けてみると、オープンソースのECサイトCMSとしては「Magento」が非常に有名です。
EC-CUBEやMagento以外にも多くのオープンソースソフトウェアが存在しますが、日本ではこのどちらかを利用する機会が多いといえます。そのため、EC-CUBEとMagentoの違いや、そもそもMagentoについて詳しく知りたいという方は多いのではないでしょうか。

今回は、Magentoの概要から主要機能、導入事例、メリット・デメリットを解説し、EC-CUBEとの違いやどちらを利用するべきかについて解説していきます。

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記事監修者の紹介

田丸 修太

株式会社エフ・コネクト マネージャー
飲食業界からWEB業界へ転身後、自社のWEB広告運用を担当。
現在はマーケティング領域からサイトのディレクション、お客様のヒアリング対応まで幅広く業務に携わっています。

1.Magentoとは?→越境ECにも対応したeコマースプラットフォーム

Magentoはアメリカに本社を置くMagento Inc.が開発・販売しているeコマースプラットフォームであり、実はオープンソースだけではありません。ここでは、Magentoの概要について詳しく見ていきましょう。

1-1. 世界的に利用されている

Magentoは2008年にリリースされてから、世界中で利用され続けています。世界中の市場調査を公表しているDatanyzeを参照してみるとAlexa top 100Kでは、市場シェア率は5.57%と4番目のシェア率を誇ります。(2020年5月26日時点)近年ではWooCommerceやShopifyの勢いが凄まじく、Magentoは一時期ほどの勢いはなくなっています。

しかし、Datanyzeの情報は世界各国での市場シェア率も確認でき、日本だけでなくさまざまな国でMagentoの市場シェア率は上位に位置していることからも、世界的に利用されていることが証明されているのです。

参照元:E-Commerce Platforms-Alexa top 100K(Datanyze)

1-2. オープンソースだけじゃない複数のエディション

Magentoはオープンソースだけではありません。Magentoの利用目的、ECサイト規模に応じて大きく分けて3つのエディションから選択できます。

・Magento Open Source
・Magento Commerce
・Magento Commerce Cloud

日本ではMagentoというと「Magento Open Source」を指すことが一般的です。Magento Open Sourceは名前の通りオープンソースのソフトウェアであり、誰でも無料で利用できます。

中規模から大規模のECサイトを構築する場合は、Magento公式サポートがついたCommerce、Commerce Cloudを選択するとよいでしょう。

Open Sourceでは、BtoB機能やBI機能などがついておらず、サポートが開発コミュニティとなるため、小規模のECサイト構築や手早く越境ECを構築したい場合に選択することをおすすめします。

1-3. Magentoのバージョン1とバージョン2の違い

Magentoにはバージョン1とバージョン2(Magento2)が存在します。Magento2は2015年に登場しており、現在ではMagentoといえばMagento2のことを指すものです。
バージョン1との違いとしては、基本思想などはそのままであるもののディレクトリやファイル構成が違っていたり、運用面での操作も大きく異なっていたりと、ほとんど別のソフトウェアと考えてよいでしょう。

また、Magento2になってから公式に日本語に対応しました。そのため、これからMagentoを利用される方は、Magento2の利用をおすすめします。

以降、Magentoと記載する際はMagento2のことを表すものとします。

2.Magentoの主要な機能

Magentoは非常に多くの機能を持つソフトウェアですが、主要な機能について簡単に紹介します。ここでは、オープンソース版のMagentoの主要機能を大きく3つに分けて見ていきましょう。

2-1. フロントエンド機能

利用ユーザーが目にするフロントエンド部分の機能としては、次のような機能を持ちます。

・ウェルカムメッセージ表示
・レスポンシブデザイン対応
・関連商品の表示
・検索機能
・商品属性による絞り込み
・会員登録
・注文履歴
・欲しい物リスト
・5つ星評価
・言語切替(多言語機能)
など

ここで紹介した機能はほんの一例です。MagentoはECサイトを構成するために必要な機能がほぼ全て揃っています。そのほかにも、SEOフレンドリーなURLやメタタイトル、メタディスクリプションにも対応しており、SEO施策も行えます。
また、言語切替機能に対応している点は、越境ECを構築する上で非常に強力な機能の一つです。

2-2. バックエンド機能

ECサイトを管理するためのバックエンド機能としては、次のような機能を持ちます。

・注文管理
・請求管理
・配送管理
・返金管理
・定期購入注文管理
・取引管理
・商品管理
・在庫管理
・顧客管理
・他通貨機能(税管理)
・クーポン、メールマガジン機能
など

ECサイトを管理する上で「あったらいいな」という機能はほとんど揃っているといえるでしょう。また、越境ECのためには多通貨対応が必須ですが、Magentoでは為替レートを管理する仕組みも持っており、さらに国ごとの税制を管理画面から定義していくだけで対応できる仕組みも備わっています。

2-3. その他管理機能

そのほかにも、ECサイトを管理・運用する上で役立つ機能を多く備えています。そのなかの一例を見てみましょう。

・商品一括インポート、エクスポート
・顧客データインポート、エクスポート
・複数Webサイトの作成、管理
・レポート機能
・操作ログ管理
・エクステンション管理
・キャッシュ管理
など

商品データや顧客データの一括インポート、エクスポート機能は、バージョンアップなどの際にデータを引き継ぐ必要がある場合に非常に役立ちます。また、操作ログ管理では管理画面にログインしたユーザーの操作履歴が管理できるため、不正な操作などをすぐに発見することが可能です。

また、Magentoでは複数のドメインで異なるECサイトを一つのMagentoで一元管理することができます。複数のECサイトを運用する場合には、非常に便利な機能といえるでしょう。

Magentoは非常に多機能です。ここで紹介した機能はほんの一例ですので、実際にMagentoに触れてみることをおすすめします。Magentoのデモサイトは日本のDigital-Free社が公開していますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

3. Magentoのメリット、魅力

Magentoには多くの魅力があります。Magentoを利用することのメリットと合わせて、5つのメリット・魅力について紹介します。

3-1. 越境ECの構築ができる

Magentoは日本だけでなく、世界中で利用されています。そのため、多言語・他通貨に対応しており、越境ECの構築が簡単に行えるのです。また、国ごとに好まれるユーザーインタフェースは異なりますが、世界中で15万サイト以上の実績を持つMagentoであれば、デザインテンプレートなどはEC-CUBEと比べると越境EC向けに最適化されているといえるでしょう。

実際に日本企業の事例でも、Magentoを使って越境ECを構築した事例がありますので、後ほど紹介します。

3-2. 無料で使える

Magento Open Sourceは無料で誰でも利用可能です。無料であるとはいえ、サポートは30万人以上が参加する開発コミュニティで受けることができ、無料とは思えないほどの充実したサポートを受けられるでしょう。

オープンソース版でもセキュリティは堅牢な作りになっており、クレジットカードの情報セキュリティ基準である「PCIDSS認証」を取得済みです。そのため、実際に国内でも300億円規模のプラットフォームとしてオープンソース版を採用した事例もあります。

ECサイトを構築する際の初期コストは無視できないものであり、無料で構築できる点は非常に大きなメリットです。

3-3. 多機能で高性能

主要な機能で紹介したとおり、MagentoはECサイトを構築・運用する上で必要な機能が網羅されています。非常に多機能で運営者が欲しいと思う機能はほぼ全て揃っていると考えてよいでしょう。

また、性能面も問題ありません。Magentoのバージョン1の頃から、大量商品データの登録があっても処理速度が劣化しないように作られているのです。Magento2になってからもその設計は引き継がれており、さらにCommersやCommers Cloudなどの有償版では、注文情報や決済情報といったさまざまなデータも別のデータベースに格納することで処理を高速化する仕組みとなっています。

そのため、非常に多機能でありながら、大規模ECサイトであっても十分に耐えうるほどの高い性能を発揮できます。

3-4. 拡張性が高い

Magento Open Sourceはオープンソースであるため、ソースコードが開示されており、自由に改変することが可能です。そのため、必要な機能やカスタマイズを自ら行うことができ、拡張性が高いという特徴を持ちます。

さらに、WordPressのプラグインのように機能を拡張する「エクステンション」や「デザインテーマ」も用意されているため、高度な知識がない場合でも高い拡張性のメリットを享受することが可能です。

エクステンションやテーマは無料のものから有料のものまで、さまざまな要望に応えることができるように用意されており、マーケットプレイスから探すことができるようになっています。

3-5. 複数ホームページを一元管理できる

Magentoの独特のメリット・魅力の一つとして、複数のホームページを1つのMagentoで管理できる点が挙げられます。通常は、ホームページごとに環境を構築しなければなりません。しかし、Magentoでは複数のホームページを一元管理できるのです。

たとえば、ジャンルの異なるテニス用品とサッカー用品のECサイトを2つ構築した場合、Magentoでは1つで一元管理することができ、商品情報や在庫情報などを連携しながら運用できます。

ECサイトの管理者の負担を大幅に減らすことができ、効率的な運用が可能です。

4. Magentoのデメリット、注意点

Magentoには多くのメリット・魅力がありますが、反対にデメリットも存在します。Magentoを利用する上で気をつけたい注意点と合わせて、デメリット部分について見ていきましょう。

4-1. 日本語の情報が少ない

Magentoは日本語に対応しているとはいえ、多くの情報は英語です。そのため、ある程度の英語力がないと構築・運用を続けることが難しい点はデメリットとなります。公式サイトも日本語対応していますが、一部ページは日本語化されていなかったり、エクステンションやテーマなどを手に入れるためのマーケットプレイスも日本語対応していなかったりするため、Magentoを利用する上では英語力が必要です。

少しずつ日本語の情報も増えていますが、やはり日本ではEC-CUBEの人気が高いため、Magentoの日本語情報は少ないことを覚えておきましょう。

4-2. オープンソース版はセキュリティ対策が必須

Magento自体はセキュリティが堅牢な作りとなってますが、脆弱性が存在しないわけではありません。また、Magentoを動かすためのサーバーやソフトウェアなどの脆弱性対策は自前で行う必要があります。そのため、Magentoのオープンソース版を利用する際には、しっかりとセキュリティ対策を行いましょう。

Magentoのメジャーバージョンアップは年1回、マイナーバージョンアップは数ヶ月に1回のペースで行われており、脆弱性対策のためにも高頻度でバージョンアップを行う必要があります。

また、Magentoのオープンソース版は、Magento公式のサポートを受けられません。サポートは開発コミュニティに頼ることになりますが、Magentoを動かすサーバーなどは自前で用意する必要があり、十分なサポートを受けられるとは限らないのです。

4-3. 中国向け越境EC構築は難しい

Magentoは越境ECの構築ができるメリットがありますが、中国向けの越境ECを構築する場合は注意が必要です。たしかに、Magentoを利用すれば中国語や中国の通貨(元)に対応することは可能ですが、大変なのはマーケティングの部分です。

なぜなら、中国ではGoogleが利用できず、通常の検索エンジン経由での集客が見込めないからです。中国ではバイドゥと呼ばれる中国産の検索エンジンを利用しており、日本企業がバイドゥで検索されて表示されるようになるためには、中国政府からもらう企業IDが必要となります。

越境ECの構築のためにMagentoを選択することもあると思いますが、中国向けの場合はマーケティングに関する事前準備をしっかりと行った上で対応を進めましょう。

5. Magentoの日本での導入事例

日本では、オープンソースのECサイト構築事例としてはEC-CUBEの事例がほとんどですが、Magentoでの構築事例も存在します。用途別に3つの日本でのMagento導入事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

5-1. SPY ONLINE SHOP

SPY ONLINE SHOP https://shop.spy-online.jp/

SPY ONLINE SHOPはスパイカメラの専門店です。日本国内向けのBtoCのECサイトとしてMagentoを導入しています。Magentoを導入した背景としては、「似通った商品を多数取り扱っているため、より商品を検索しやすい環境を構築したい」という思いがあったそうです。
Magentoの複数商品属性から商品の絞り込みが行えるエクステンションを導入したことで、詳細なスペックで商品検索が可能となりました。

さらに、サイト運営開始後に「この商品を買った人はこんな商品を買っています」と表示するエクステンションを導入し、売上をアップすることができています。

5-2. ninjaya.com

ninjaya.com https://ninjaya.com/

ninjaya.comは雑貨の輸入販売を行う越境BtoCのECサイトとしてMagentoを用いて構築されました。Magentoの豊富なエクステンションを導入することで、面倒な海外向けの配送伝票作成業務の自動化、注文された商品を仕入先に自動発注するメールを送信することで発注業務の自動化が行えるようになったとのこと。

「少人数で海外向け販売を効率良く行いたい」という要望があり、Magentoのエクステンションを活用することで業務の自動化を実現しています。

また、SEO施策に関してもMagentoのデフォルトのSEO施策機能を用いることで、SEO施策のための外注費を抑えることができたとも語られています。

5-3. Daiso G-Tape Shop

Daiso G-Tape Shop https://shop.daiso-net.com/

Daiso G-Tape Shopは、打ち抜き資材専門ECサイトとして、国内・越境BtoBのハイブリッドをMagentoにて実現しました。日本国内向けのECサイトと越境ECサイトを作成し、Magentoの複数Webサイト機能を用いて同一環境上に構築しています。

また、BtoBのECサイトでは欠かせない多くの商品属性を持つ商品タイプ(Configurable Products)をリスト表示することで、まとめ買いを行いやすい商品画面を構築しました。
Daiso G-Tape Shop海外向けページはこちら

6. MagentoとEC-CUBE、どちらを選ぶべきか

ここまでMagentoの概要から魅力などについて紹介してきました。しかし、日本国内ではECサイト構築のオープンソースとしてはEC-CUBEが非常に人気であり、最終的にMagentoとEC-CUBEのどちらを選ぶべきかわからない、というお客様もいるのではないでしょうか。

MagentoとEC-CUBEを選ぶ際には、次のポイントを選択基準としましょう。

1.日本国内向けか、海外向け(越境EC)か
2.開発は日本人が行うか、海外に委託するか

日本国内向けのECサイト構築、開発は日本人が行う、ということであればEC-CUBEを選びましょう。EC-CUBEは純国産のオープンソースであり、日本国内で全てが完結するのであれば、日本語のサポートや情報量が多いEC-CUBEがおすすめです。

Magentoを選択する場合は、越境ECの構築やオープンソースの開発を海外に委託する場合に選択することをおすすめします。Magentoは多言語・他通貨対応という特徴から越境ECに構築に向いていますし、海外に開発を委託する場合はEC-CUBEよりもMagentoのほうが実績は多いからです。

そのため、MagentoとEC-CUBEの選択で迷った際には、お客様が構築するECサイトの種類や開発をどこで行うか、をポイントに選びましょう。

7. まとめ

Magentoは越境ECにも対応したeコマースプラットフォームです。一般的にMagentoというとオープンソース版がイメージされますが、実は有料のMagento CommersやMagento Commers Cloudが存在します。

Magentoのオープンソース版でも非常に多機能であり、メリットや魅力としては次の項目が挙げられます。

・越境ECの構築ができる
・無料で使える
・多機能で高性能
・拡張性が高い
・複数サイトを一元管理できる

多くのメリットがある反面、デメリットや注意しなければならない点も。

・日本語の情報が少ない
・オープンソース版はセキュリティ対策が必須
・中国向け越境EC構築は難しい

しかし、実際に日本企業がMagentoを活用している事例もあり、特に越境ECの構築に適しているといえるでしょう。 MagentoとEC-CUBEで迷った際には、お客様が構築するECサイトの種類や開発をどこで行うか、をポイントに選ぶことをおすすめします。

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