レスポンシブデザインとは?~初心者のための基本解説~
Webサイトやサービスを構築する中で「レスポンシブデザイン」という言葉を見かけたことはありませんか?
パソコンのディスプレイ画面の多様化、パソコン以外のデバイスが増えたことから、レスポンシブデザインを意識しないと「ユーザビリティが著しく低下」することに繋がりかねません。
今回はレスポンシブデザインとは何か、メリットやデメリットについてご説明します。
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1.レスポンシブデザインとは?
一般的に浸透しているレスポンシブデザインについてのイメージは「スマホでもタブレットでもパソコンでも同一ページでデザインが崩れない」という認識ではないでしょうか。
もちろん、間違ってはいませんが、レスポンシブデザインを理解するために補足すべきことがいくつかあります。
まずはレスポンスデザインをどのように定義すべきか、またどのような特徴があるのか見てみましょう。
1.レスポンシブデザインの定義
レスポンシブデザインはそもそも「ディスプレイサイズ」に応じて柔軟にリサイズ、調整されたデザインが表示されるようにする仕組みを意味します。
ノートパソコンとデスクトップパソコンのどちらも、それぞれに様々なディスプレイサイズがあり、サイトの作り方によってははみ出したり、余白に違和感があったりすることが多々あったと言えます。
デザインが崩れて認識しづらいようなレベルではないにせよ、ディスプレイサイズの違いによってユーザーが受ける印象に違いがあるのは否めない状態でした。
レスポンシブデザインを意識することで、どのディスプレイサイズでもきちんとしたデザインで表示されるようになります。
レスポンシブデザインとは、どのデバイスでも綺麗に表示されることはもちろんのこと、どのディスプレイサイズでも綺麗に表示されるようなデザイン手法であるということです。
2.レスポンシブデザインの特徴
レスポンシブデザインの特徴はユーザーの環境に合わせてデバイスごと、またはディスプレイサイズ別、ブラウザごとにページを制作しなくて良いということが挙げられます。
デザインを一括で管理できることや、季節や時節に合わせて変更した際にも個々にファイルの更新、変更を行わなくても済むという特徴もあります。
古い時代のウェブページでは、利用しているブラウザや画面サイズをサイト運営側が指定して、特定の環境に合わせたサイト作りをしていました。
ブラウザによって見栄えが違う、ディスプレイのサイズによって意図したデザインにならないなど、ユーザーの環境によって左右されてしまう状況であったと言えます。
現代ではブラウザの影響によって見栄えが変り、デザインが崩れにくくなりましたが、デバイスが増えた分、多種多様なディスプレイサイズも増えている状況です。
レスポンシブデザインの最大の特徴でもある「どんなディスプレイサイズでも快適に閲覧できる」という強みがさらに重要となる時代だと言えるでしょう。
2.レスポンシブデザインのメリット
レスポンシブデザインのメリットは大きく分けて下記の4つになります。
1.Googleが推奨している
2.管理がしやすい
3.URLが統一される
4.利便性が上がる
それぞれの項目について簡単にご説明します。
1.Googleが推奨している
Googleではモバイルファースト、モバイルフレンドリーなサイトが検索結果の上位に表示されやすくなっています。
言い換えれば、スマホやタブレットでアクセスしやすいサイトはパソコンでの検索結果でも上位に表示されるということです。
レスポンシブデザインを意識することで「どのデバイスでもすぐに表示されるように」サイトやページ制作を心がければ、自然とサイトの表示速度も早くなります。
サイトの表示速度が上がれば、Googleからの評価も上がり、さらに検索結果の表示で優位に立てることも大きなメリットです。
2.管理がしやすい
レスポンシブデザインがまだ普及していなかった時代は「パソコン」「スマホ」「ガラケー」の3種類のindexやcssを作る必要がありました。
デバイスによって枝分かれする分のページが必要であり、データ容量も著しく増加せざるを得ない状況だったと言えます。
現代でもパソコンとスマホ、タブレットで別々にページを作成している場合、新たにページを増やす時やページの編集や後進をする場合、1ページ×3デバイス分の作業が必要になります。
レスポンシブデザインでは1ページ作るだけで、各デバイスに対応するので管理がしやすく、作業量も格段に少なくなるメリットがあります。
3.URLが統一される
デバイスごとにページを作成するということはその分URLも増えていくことになります。
例えばスマホなら「domain.com/sp/」パソコンなら「domain.com/pc/」ガラケーなら「domain.com/mb/」といったように3倍になるということです。
レスポンシブデザインならURLが一つになり、SNSやメールなどでURLを共有もしやすくなりますし、ページ作成時にリンクを設置する場合でもデバイスごとにリンクを張らずに済むようになります。
4.利便性が上がる
どのデバイスでも同じURLでアクセスできるようになるというのは非常にユーザーに優しいサイトと言えます。
現在では家のパソコンでサイトを見るという人だけでなく、スマホやタブレット、またはテレビ画面などでもサイトを閲覧することが増えました。
例えばパソコンから来たURLをタブレットやスマホで開いてもきちんと表示されるので「デザインが崩れてるから見るのをやめよう」とネガティブに思われずに済みます。
レスポンシブデザインはサイトを運営する側とサイトを見る側の双方にとって優しく便利な仕組みであることがわかりますね。
3.レスポンシブデザインのデメリット
次にレスポンシブデザインのデメリットについて見てみましょう。
1.デザインの制約が出てきてしまう
2.表示が遅くなる可能性がある
3.制作コストが高くなるかもしれない
主にデメリットとして考えられるのは上記の3つになります。
それぞれの項目について簡単にご説明します。
1.デザインの制約が出てきてしまう
レスポンシブデザインではどのデバイスに標準を合わせるかによって、デザインの制約が出てしまいます。
例えばパソコンでは可能な表現でも、小さなスマホ画面に合わせるとなれば、機能や一部のデザイン表現が不可能になるということです。
2.表示が遅くなる可能性がある
レスポンシブデザインでは元のページは同一のものになります。
パソコン画面に合わせて高画質な画像やボタンやバナーの素材を使ってしまうと、スマホで表示する時に重たくなり、表示が遅くなる可能性があります。
レスポンシブデザインを採用しつつ、ユーザーエージェントによって画像のファイルを切り替えたり、表示しない部分を精査したりする必要があるということです。
3.制作コストが高くなるかもしれない
レスポンシブデザインの最大のデメリットと言えるのが、制作コストが高くなるということです。
例えば単純にユーザーエージェントによって画像サイズを切り替えるだけでも、その分画像が必要になるだけでなく、対応するためのコーディングが必要になります。
その他にパソコンでは実装可能な機能でも、スマホやタブレットだと動かず、その分の制作コストが発生する可能性も高いです。
また、全体的なデザイン設計にも時間や手間が掛かる分のコストも高くなると言えるでしょう。
ただし、一度しっかりとサイト構築されれば、あとは細かな修正やカスタマイズで済むこともあり、デバイス分のページ制作、修正の手間暇と比べた場合には運営的な作業コストは下がると言えます。
4.まとめ
今ではレスポンシブデザインは標準的に採用されつつあります。言い換えれば、当たり前になればなるほどデバイスによってデザインが崩れることで感じる違和感が大きくなるということです。
どのデバイスでも快適に閲覧できるようにする意識とともに、どのディスプレイサイズでも綺麗に表示されることを意識してみましょう。
また、レスポンシブデザインを意識するだけでなく、場合によっては「パソコンでアクセス!」や「スマートフォンでアクセス!」といった形で意図的に振り分けるという工夫も必要だと思います。
同時にディスプレイサイズが小さい=一画面で伝えられる情報が少ないということも忘れないようにしましょう。
考え方としては「ユーザーがどのデバイスでアクセスしても快適に閲覧できるように」を主軸にして「伝えたいことを伝えるにはどうすべきか」を問い続ける事が大切だということです。
ユーザーに優しいサイトを目指してレスポンシブデザインを意識してみてくださいね。